第43回、護衛艦 【いせ】を製作する。模型を始める初心者の方への手引き。第1回

ブロガーのみなさん、こんばんは、今日の夜は、ずいぶんと冷えます。
 
以前から、僕の模型を作っているところが見たいと、ご要望があったのですが、

いろいろなブログを拝見、閲覧しているうちに、キャドシステムで、部品を設計

して作ったり、0から図面を起こして、模型を作ったり、キットをカスタムして、ジオ

ラマを作ったり、高度のことを皆さんされていますので、恥ずかしくて、公表できな

かったのです。
 
今も、その考えは、そのままなのですが、海外の人から、ぜひ見せろと、メールが

とどき、また、模型を始めたいのでという、そんなご要望がありましたので、小学生

や、年少者で可能な範囲で、初歩的なことを、ブログで、お話しします。
 
まず、場所ですが、自分の部屋のある人は、自分の部屋の机になります。
 
必ず、接着剤とか、塗料が、ぽたんと落ちることがありますので、新聞紙とか

、下にひくことをおすすめします。
 
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模型公園は、植木などを置く、プランターの台の余ったのがありましたので、その

上に、横1メートル、縦50センチ程度の板の上で、組み立てています。
 
事務用の机とかが、リサイクルセンターに中古で出ていますので、それを買って、

上に画像のように、1枚板を置いて、組み立てて行けば良いと思います。
 
模型公園の家は、貧乏で狭いので、窓の近くの狭い場所で、辛抱しています。
 
この板、移動できまして、机に持っていったり、外へ、持って出たり、こたつの上に

持っていったり、色々と便利ですよ。
 
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左右の末尾は、木ねじで、角材を取り付けておくと、部品が転げていっても、止ま

りますし、色々便利です。
 
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筆置きは、プラスチックの部品のライナーを利用して、接着して、使用しています

原価 0円です。
 
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手前にも、半端の余った、角材を木ねじで固定して、画像のように、ヤスリを置い

たり色々と便利です。
 
ヤスリは、なるべく小さいので、コンパクトなのを買うといいでしょう、画像のヤスリ

は、100円の安物です。
 
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はじめは、白い木だったのが、画像のようになります。なにもせずに、ふだん勉強

している机で組み立てると汚れて、お母さんに怒られますので、必ず、下に何かを

置きましょう。
 
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塗料入れは、僕は、祖父の家で、捨てると言っていた、小ダンスのぼろぼろを、

ただで譲り受けて、使用しています。
 
基本的に、田宮の塗料を使用しています。
 
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僕は、スプレーと楊子を多用します。筆は使用するのはするのですが、あまり使用

しません。
 
この楊子は、ひとかたまり100円です。
 
細かな部分を塗るときは、先端を、平たくのばす時は、側面を使用して、広げてい

きます。



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僕は、プランターの台の上に、2本の木の支柱を立てらせて、写真のように、幅30

センチ、横1メートル程度の、板をはめ込んで、部品を置いたり、色々と使用して

います。
 
1番良いのは、事務用の机が、良いと思います。
 
筆者は家が狭く、机を置く場所がないので、こんな設備で、辛抱しています。
 
よく他の人の画像で、おおきな部屋で、色々されているのを拝見しますと、うらや

ましいです。





 
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模型屋で、キットを買ってくるわけですが、僕は、このように考えています。
 
はじめは、基本的に、部品数の少ない物で、練習する方が良いと思います。
 
大きな模型を買わないことです。
 
なぜかというと、いきなり大きな物に手を出しますと、完成まで時間がかかり、

その間に、模型がいやになってしまうからです。
 
それと、大きな模型を買いますと、完成後の置く場所が、困ってしまいます。
 
手頃の30センチ程度の物が良いでしょう。
 
それから、海外のメーカーのキットは、やめた方が良いと思います。
 
バリの多い物、接合部分が、隙間の多い物、キャタピラを一つ一つ、接着して

いく物、このたぐいは、初めてのかたが、組み立てるといやになって、途中で、

やめてしまう人が多いようです。
 
上の画像は、昨年の年末に買った、青島文化教材社さんの、護衛艦 いせの

キットです。
 
このたびは、順番で、いせ のキットを組み立てますが、部品数が多いので、

千円程度の、部品の少ない物をおすすめします。
 
                    

                      準備工その1。
 
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1番にすることは、説明書を熟読します。
 
この部品は、どこにつくのかとか、どうなるのかを、チェックします。そしてどのよう

な色に塗装するのかを確認していきます。
 




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こんな形で、日頃収集していた、本を開いて、塗装の色を決めたり、どうやって

作ろうかと、色々と思案して、思いにふけるのも、楽しみのひとつです。
 
画像は、同型艦の日向ですが、参考に、細かな部分の色を観察していきます。
 
 本日は、模型製作の準備のお話ですが、その模型の由来とか、歴史とか、色々と

調べて楽しむのも、ひとつの方法です。
 
小学生の方が、初めて組まれる場合のキットの推薦は、飛行機でしたら、田宮模型

のサイズ 48分1サイズの【雷電】または、【零戦21型】です。
 
部品数が少なく、楽しめて、保管の場所をとりません。
 
又、歩兵セットなども良いですが、顔の 表情とか、装備の色分けが難しいので、当初は

さけた方が良いと思います。
 
艦船ですと、下の画像の駆逐艦などがおすすめです。
 
 
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 本日完成した 日本海駆逐艦 しきなみ 2011年1月7日 完成就役です。
 
 厳密には、本日朝方の完成した艦とあわせて、2隻目となります。
 
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敷浪は、昭和4年に、12月24日に舞鶴海軍工廠で、吹雪型の12番艦として

完成、就役しました。
 
第2水雷戦隊に所属して、速力38ノットの高速が出せました。
 
当時は、世界最高水準の速さでした。
 
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昭和16年、マレー、ジャワ方面に出陣、南太平洋で活躍しました、昭和19年9月

12日に、海南島東方沖で輸送船団を護衛中、魚雷で、潜水艦に攻撃され、輸送船

を守るため、盾となり、沈没しました。
 
そんな履歴の駆逐艦です。
 
ひとつのモデルにも、いろいろな歴史があり、調べながら組み立てるのは、楽しみ

のひとつです。
 
艦長には、なかなかなれませんが、プラモデルなら、完成後、艦長にすぐなれます。
 
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   艦長になった気分で、「両舷 全速前進 よーそろー。」と世界が広がります。
 
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 数隻集めますと、水雷戦隊司令官 に、就任できます。「全艦、我につづけ。」で、

楽しみが増えます。♪♪
 
 
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このモデルは、700分1サイズで、1隻キット価格約1000円程度です。
 
組み立て、塗装しますと、作業日数は、2、3日程度でしょうか、いやにならない

程度の組み立てでおすすめです。
 
1度、模型公園にだまされたと思って、買って挑戦してみていただけたらと思います。