第50回 ドイツ陸軍 キングタイガーの出来を偲ぶ。

みなさん、こんばんは、本日は色々と朝から多忙で、夜のブログ更新となってしまいました。
 
模型公園も、50回を迎えさせていただき、感謝、感謝。
 
はじめなどは、周囲に教えていただける方がいないものですから、画像の入力方法とか、文章の改行が出来
 
ず、色々と見苦しいところを皆さんに、親切にご指摘、ご指導いただいたおかげで、まま、みれるブログの文章と
 
なりました。
 
画像を大きくできないかと、ご指摘をいただき、ただいま研究中ですが、今後とも、良い製品の情報とか、新し
 
い工作方法のご指導とか、よろしくお願いできましたら、助かります。
 
本日も、やっと自宅に戻り、一服のお茶にすることにしました。
 
 
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                            紅茶とカステラです。
 
坂本龍馬が、長崎で「亀山社中」【かめやましゃちゅう】という、日本で初めての会社を、立ち上げたものの、財政
 
的に困窮し、食べ物にも事欠く始末、そこで、土佐の饅頭屋 長次郎なる若者の発案で、カステラを作って売る
 
事にしました。
 
こうして、美味しいカステラは、饅頭屋 長次郎の尽力で、すこしづつ売れていき、初期の坂本龍馬達の、生活費
 
となったのでした。
 
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そんな、歴史を思い浮かべながら、つい最近二束三文で手に入れた、1912年製のロンドンで作られた、テイラ
 
ー&ケイトのティーカップで、お茶をいただきます。
 
日露戦争当時のカップですが、筆者の好みの道具に仲間入りをしました。
 
お茶を飲みながら、好みの道具のひとつの硯の鑑賞をしました。
 
 
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                            端渓宋抗の蘭亭硯です。
 
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硯は、高価な中国の皇帝が所有していた唐の時代の有名な硯などは、表には、出てこず、裏で取引されます。
 
なぜかというと、日本にある大半の名品が、日清、日露、シナ事変と、軍国主義の時代に、いろいろな事情で、
 
日本に持ち込まれ、表に出ると、中国などより色々とややこしい話しが、あるのをさけるためです。
 
名品は、20センチ以下の作品がほとんどで、時々大きな硯を買って、喜んでいる方がいらっしゃいますが、
 
お気の毒ながら、名品ではないのです。
 
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理由は、皇帝に献上するのにあたって、材料の石を、役人が検査するのですが、宝石のような良い部分は、ほ
 
んのわずかです。洞窟の水面の下に潜って、必死の思いで水揚げして石の中から、厳選した部分の小さな素材
 
に、職人が命をかけて、【不出来だと当時、首が飛んだのです。】作り上げた硯が、いろいろな朝廷の検査を受け
 
て皇帝に小さな硯が献上されました。
 
また、皇帝も、小筆を使用して筆記をしていたため、小さな硯で良かったのです。
 
 
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端渓という、石にも色々と鉱脈により、名称がありまして、水岩というのが、第1に指定されています。
 
本物ですと、1億以上で取引されます。
 
続いて、大西洞とか、緑端とか色々と種類があります。
 
昭和の戦後は、磨子抗、宋抗、老抗、緑端抗、【緑端の硯は以前紹介していますので、画像を参照していただけ
 
たら、わかりやすいと思います。】などの鉱脈がありまして、最近は、採掘が禁止されているそうで、値段が上昇
 
傾向にあるそうです。
 
表題の作品は、端渓の宋抗の蘭亭硯と呼ばれる様式の作品。
 
文革以後の作品ですが、堅い石を丁寧に文人、墨客を彫刻してあり、裏面は、蘭亭序と呼ばれる碑文を彫刻し
 
てあります。
 
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骨董的な価値は、置いておいて、これらの細かな作業には、見る人の心を打ちます。
 
この硯を、時々、水につけて石の色などを鑑賞するわけですが、至福の時間でもあります。
 
本日は筆者の好みの道具を紹介しましたが、皆さんも機会がありましたら、楽しんでいただけたらと思います。
 
ところで、こういう細かな作業は、模型の世界でもいえることでして、本日ご紹介する、キングタイガーもそのひと
 
つです。
 
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         この作品は、海外のモデラーさんの作品で、筆者が作った物ではありません。
 
海外のモデラーさんの所有物を、ずいぶんとお値段がしましたが、見本にして精進しようと、全財産をはたいて
 
筆者が購入した物です。
 
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       いつも大切にしていて、ためつすがめつ眺めては、一人で楽しんでいる品物です。
 
 
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模型公園の50回目と言うことで、皆さんにも見ていただけたらと思って、画像を投稿させていただきました。
 
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                         縮尺は、35分の1サイズです。
 
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                       砲塔内部も丁寧に再現してあります。
 
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          画像では、少しわかりずらいと思いますが、細かな配慮がなされています。
 
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                     くどすぎず、ほどよい汚し塗装、感心、感心。
 
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                          操縦席内部も精密に再現。
 
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                               通信手側より。
 
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                           内部の砲塔基部の様子
 
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                            エンジン部分の再現。
 
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                              砲塔内部の再現。
 
戦車の模型も、キットや、外観の塗装など、色々と出尽くした感がある現在、内部の再現の領域は、いまだ未開
 
拓の分野が多いと考えます。
 
キットが、35分1サイズで出れば、筆者も挑戦したいと考えているのですが、プラ板からの自作には、限界が
 
あるので、考えているところです。
 
海外のどこかに、メーカーのキットがあるのだと思いますが、ブロガーの皆さんで、情報をお持ちでしたら、
 
教えていただけたら、助かります。
 
それでは良い、1月14日の良い夜をお楽しみください。