第51回 【決断1】 ミッドウェイ海戦その1を偲ぶ。
みなさん、こんにちは、メルセさん、夜中に内部の部品の紹介をしていただきましてありがとうございました。
随分と画像を拝見して、勉強になりました。
ああいうキットを購入して、自分で調整して、組み込んでいくのですねー、出来の悪い部品でも良いので、集めて
キングタイガーとか、4号戦車H型サイドスカートの35分1サイズで、内部再現してみたいと思います。
本日は、利根4号機を冷蔵庫の中に、索敵に出したところ、「冷蔵庫の2段目に、ケーキらしきものあり。」と
伝文が入電し、「らしきものとは何か、詳細知らせ。」と、返信したところ、チーズケーキがありました。
ストレートの紅茶とチーズケーキで、午後の紅茶を楽しみます。
コバルトブルーの良い色で、カップの中は、金色、オリーブの模様の金彩模様で、貧乏ですが、気分は貴族の
身分で、お茶をいただきます。
このカップとソーサー、何度見ても良い形、良い色具合で、大変気に入っている好みの道具です。
西洋のアンティークも、筆者は大好きで、古いヨーロッパの家具や、民具、食器を鑑賞するのは大好きです。
昨年末、財布のホコリまで出して購入した【決断】のDVDのセット、本日は第2話のご紹介です。
第2話と第3話は、ミッドウェイ海戦 1と2に分かれて収録してあります。
本日は第2話を偲んで見たいと思います。
第2話は、ミッドウェイ海戦の始まりから、主力空母3隻が、大破炎上するまでを描いてあります。
筆者が説明するまでもなく、皆さんがよくご存じのストーリーのまま、画面が進んでいきます。
利根4号機のカタパルトが故障して、発進が30分ほど遅れます。
その後、ミッドウェイ島を第1次攻撃隊が、攻撃、爆撃開始。
総隊長の友永大尉より、「第2次攻撃の必要ありとみとむ。」と伝文が、赤城の司令部に入電します。
本日完成の空母 蒼龍 №3 2012年1月15日 完成 就役です。
ここで、敵鑑対発見の報告もなく、艦船攻撃装備を陸用攻撃装備に変更するわけですが、作業の途中で、
索敵機の利根4号機から、「敵艦船とらしき艦船と思われる物発見せり。」と入電があります。
司令部では、「らしきとは何だ。」と言うことになり、確認せよと言うことになって、赤城の司令部から、「急いで艦
種しらせ。」と伝文を打ちますが、連絡が無く時間が過ぎていき、又利根4号機より、「乙巡以下○○。」と連絡が
あり、空母がいないと判断した司令部は、装備変更作業をそのまま放置し、兵装作業を継続しました。
その後、さらに利根4号機から、「その後に空母1隻を伴う。」と入電があり、赤城の司令部は、この報告に振り回
されます。
空母飛龍の山口少将は、直ちに陸用爆弾のまま発進して、敵の飛行甲板を叩くべきだと、意見具申をしますが、
空母赤城の南雲司令長官は、決断に戸惑いを見せます。
陸用爆弾を外して、艦船攻撃用の装備に変更して、攻撃すべきか、そのまま出撃すべきか、心が揺れます。
山口少将は、索敵機が発見した距離から、自分たちの距離までの到達時間を計算して、直ちに発進と意見具申
したのですが、いつまでも返事が来ないので、イライラしていました。
そうしているうちに、ミッドウエイから攻撃隊が帰還してきたので、着陸させなければならず、司令部は、山口少将
の意見を退け、陸用装備を、艦船攻撃装備に変更作業を発令、その間、攻撃隊の帰還作業を行い、飛行甲板に
飛行機を並べ替えた後、攻撃隊を出発させる決断を行います。
各空母では、上も下も大騒ぎとなり、混乱の中、時間が過ぎていきます。
作業の途中で、敵雷撃機約80機の来襲があり、回避運動で、空母の艦全体が揺れて兵装作業が中断します。
やっとの事で、敵雷撃隊、戦闘機隊を、護衛戦闘機で、打ち払い、飛行甲板に、攻撃隊を並べて、これから発進
する場面になります。
全艦、並列して、風上に向かって全速で航行します。
これから発進というときに、上空四千メートルから、敵が急降下爆撃をしかけてきます。
あっという間の出来事でしたが、主力空母3隻の飛行機の列に、爆弾が直撃して、魚雷に誘爆して、大火災とな
り、収拾がつかない大惨事となります。
少し離れていて、難を逃れた、空母飛龍の山口少将が、「俺が言ったときに、勝利を捨てたのだ。」と叫びます。
こんな具合で、第2話は終わるのです。
戦後の淵田大佐の手記によれば、間違いの原因は、偵察であると指摘しています。
そのような事をされておらず、友永大尉も、滑走路が3カ所もあったので、予想外だったようです。
やめてしまい、無線封鎖で、連絡もないので、どこに敵がいるのかわからない状態でした。
通常、夜中に、はじめの索敵機が出発、300マイル先まで、行って、日の出とともに帰りを索敵、日の出とともに
第2の索敵機が、母艦を出発、行き先で、索敵、このように2重の索敵をするのが当たり前なのですが、
参謀長の草鹿少将が、「空母なんかハワイにいる。」と断定して、それを行わなかったのが、まずかったと発言さ
れています。
この方法をとっていれば、ミッドウェイ攻撃隊発艦後、すぐに夜明けから30分以内に、敵鑑が発見できており、
攻撃に向えたはずであった、索敵をおろそかにしたため、このような結果になってしまったと、発言されています
す。
また、空母を1カ所に集中配備し、多数の護衛戦闘機、護衛艦船で行動する艦隊行動の意見具申は、淵田大佐
空母群を2カ所程度の分散配置をするべきであったと、回想されています。
結果を総合すると、判断する情報が遅いため、後手、後手に回り、迎撃戦闘機で、防御していたものの、
雲に隠れて到達した、急降下爆撃機に、飛行甲板を叩かれ、誘爆して、大火災になって、手がつけられなく
なつてしまったというのが、史実の様です。
そういうわけで、戦闘に置いては、偵察が重要で、敵の位置、数、兵種を確認して、作戦を考えないといけない
戦訓です。
本日は、護衛艦いせと平行して組み立てていた、蒼龍が、完成しました。このキットは、3隻目になるのですが、
何度も組み立てても、どこかが毎回気になりまして、修正をしています。
本日は、ミッドウェイ海戦のお話と混ぜて紹介させていただきました。
今日は日曜日で、良い夜をおすごしください。