第60回 決断 ミッドウエイ海戦 後編を偲ぶ。

みなさんこんにちは、2012年1月25日水曜日の投稿です。
 
お昼には、晴れていたのですが、次第に曇り空となって、大雨と雪になりまして、いやな天気です。
 
今日は、串団子を好みの楽焼のお皿に入れて、白楽の茶碗で抹茶をいただきます。
 
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             本日は、寒くて手が震えていたせいか、良い泡が立ちませんでした。
 
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昨日は、忠臣蔵の35分1サイズのキットの投稿をしたのですが、色々と情報を寄せていただいて、ありがとうご
 
ざいます。
 
投稿の方のお話によると、昭和48年前後に売られていたみたいで、今は絶版のキットで、まだ種類があるそうで
 
す。
 
約40年前の貴重品と言うことがわかりました。
 
作らずに保管しておこうと思います。
 
本日は、昨年の12月に購入して、順次再生して見ている。太平洋戦争アニメ、【決断】の第3話 ミッドウェイ海
 
戦その2を偲んで見ようと思いますが、その前に完成品の紹介です。
 
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           日本海軍 軽巡洋艦 矢矧【やはぎ】 2012年 1月22日 完成 就役です。
 
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矢矧は、阿賀野型の3番艦として、昭和18年12月29日に就役しました。
 
岐阜県から愛知県に流れる、矢矧川にちなんで、やはぎと名付けられました。
 
第10戦隊の旗艦として、木村少将が座乗して、シンガポールに進出、
 
基準排水量 6652トン 乗員 730名 速力35ノットを誇りました。
 
駆逐艦の戦隊の旗艦として、設計されていて、司令部要員の作戦室等完備し、巡洋艦ながら、駆逐艦と行動で
 
きるように、高速を出すことが可能でした。
 
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このクラスとしては、初めて、艦橋上部に、レーダーを登載完備し、夜間もレーダーによる作戦行動が可能でし
 
た。
 
魚雷発射管2門 高角砲6門、水上機2機を登載していました。
 
昭和20年4月7日、古村少将が座乗して、第2水雷戦隊旗艦として、大和の沖縄攻撃の護衛で出陣し、大和の
 
盾となって、魚雷7本、爆弾12発が命中し、横転沈没しました。
 
まさに、弁慶の立ち往生のような最後でした。
 
 
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                            本日は、第3話の紹介です。
 
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第2話のミッドウエイ海戦前編で、日本海軍の主力空母が、3隻爆撃され、炎上して戦列を離脱したところまで
 
は、前回お話ししました。
 
司令艦の南雲中将は、駆逐艦に救助されて、軽巡 長良【ながら】に移動して、大破炎上中の艦船の乗員救助
 
等で、現場海域に数隻の艦船と残ることになり、その後の指揮は、第2航空戦隊の飛龍の山口少将が、取ること
 
になりました。
 
その頃、1時間ほど前に、蒼龍から偵察に出発した、彗星の偵察機は、米空母群を発見、連絡しようと無電を操
 
作しますが、故障で発信できず、急いで引き返します。
 
無線封鎖の中で、無線の点検が出来ていなかったと思われ、残念です。
 
 
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飛龍の山口少将の手元には、阿部少将の戦艦や巡洋艦などの艦船が、多数無傷で残っていて、反撃を行いま
 
す。
 
しかし、偵察機の情報が、数時間前の位置情報で、蒼龍から偵察機も連絡がなく、敵がどこに、どれだけいるの
 
かわからない状態です。
 
ここで決断なのですが、とにかく発進して、索敵しながら、攻撃することにして、小林大尉を指揮官に、発艦準備
 
していた急降下爆撃隊、護衛戦闘機隊を発艦させます。
 
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山口少将は、格納庫からミッドウェイから帰ってきた、97艦攻に、魚雷を取り付けて、雷撃隊の発進準備を
 
行います。
 
その頃、蒼龍の偵察機が、帰還してきて、「無線機故障、敵空母1隻、発見。」と報告があります。
 
小林大尉の部隊は、空母ヨークタウンを発見、攻撃して爆弾を命中させますが、敵の護衛戦闘機や、対空砲火
 
で小林大尉は、戦死してしまいます。
 
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友永大尉の雷撃隊も出撃して、攻撃しますが、米艦隊は、ヨークタウンから離れて、2隻の空母を攻撃から守る
 
ため、位置を変針して、違う場所から飛龍に対して、急降下爆撃隊を発進させます。
 
 
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友永大尉の雷撃隊も、奮戦してヨークタウンに雷撃を加えて大破させますが、自身も自爆して、戦死してしまい
 
ます。
 
山口少将は、残った飛行機を投入し、夜間に米艦隊を捕捉して、夜戦を決意して距離を縮めようとしますが、
 
そこに、米急降下爆撃隊が来襲し、 上空にゼロ戦が12機防戦に上がりますが、飛行甲板に、爆弾が4発
 
命中して、大破してしまい、夜になってしまいます。
 
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旗艦 愛宕【あたご】座乗のミッドウエイ上陸部隊の近藤中将は、強襲上陸を考え、ミッドウェイ島に速力を上げ
 
て前進、栗田少将の巡洋艦部隊などの艦船も前進します。
 
連合艦隊司令長官山本五十六司令長官はこの報告を受け、アリューシャン列島の第4航空戦隊の空母2隻
 
を、ミッドウェイ海域に急行させ、自身も戦艦群と空母鳳翔を伴い、夜間ミッドウェイ島に前進します。
 
次の日の夜明けとなり、連合艦隊司令長官のいる作戦室では、決断を迫られます。
 
このまま前進して、多少の被害でも進撃してミッドウェイ島を占領するのか、撤退するのか、
 
参謀長の宇垣中将は、「負け将棋をもう1番、もう1番と行うのは、だめだ。」と進言し、先任参謀の黒島大佐は、
 
「このまま、帰るわけに生きません、敵は雷撃機は持っておらず、爆撃機のみです。このまま、強襲上陸して、ミ
 
ッドウェイ島だけでも占領しましょう。まだまだ十分な戦力があります。」と山本五十六司令長官に進言します。
 
山本長官は、決断します。「撤退する。」「すべての責任は、山本が取る。」
 
こんな感じで、終わるわけですが、このまま前進していたらどうなっていたでしょうか、ミッドウェイ島の飛行場
 
は、穴だらけで、使用不能でしょうし、多少設備が残っていても、近藤中将の第2艦隊が、艦砲射撃で、鎮圧後、
 
上陸部隊、4000人を上陸させることは可能であったと思われます。
 
また、残った米空母2隻も、残りの飛行機が、少数の戦闘機と、急降下爆撃隊50機程度で、雷撃機は皆無、
 
こんな状態ですので、物量戦をかけたら、被害が出たと思いますが、ミッドウェイ島を放棄して、退却したのでは
 
と考えますが、皆さんどうでしょうか、翌日には、北方から、第4航空戦隊の角田少将の空母2隻が到着、
 
作戦は遂行可能と思うのですか、残念です。
 
戦後に、第1航空戦隊の当時の草加参謀長は、「索敵がまずかった。あれで、敵がどこに、どのくらいいて、
 
どうなのかが、わからず、後手、後手にまわってしまい、残念至極、敵空母はハワイにいるとばかり思いこん
 
て゛形だけの確認の索敵計画を実行したのがまずかった。」と言われていたそうです。
 
索敵が大変重要で、軽視するととんでもないことになるという見本のような、戦訓であったと思われます。
 
もともと、アリューシャン列島の空爆作戦は、不要で、後日、撤退しています。
 
アメリカ軍もおらず、雪と氷の島に上陸して、無駄なことをせずに、第4航空戦隊を、ミッドウェイ上陸部隊の
 
支援として、近藤中将の第2艦隊として加えて、第4航空戦隊が、ミッドウェイ島を攻撃して、第1航空戦隊は、
 
索敵を十分に行って、米艦隊との対決に備えるべきであったと思われます。
 
戦力を分散してしまい、当時の作戦が残念です。
 
こんな感じの第3話ですが、皆さんも良かったら買って見ていただけたらと思います。
 
それでは水曜日の良い夜をお過ごしください。