第260回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第259話 物理、化学の入学試験の事 2012年10月27日 土曜日投稿です。
筆箱から、新しい鉛筆を出して、第4問目である。
動力及び、摩擦とは、いかなる力か、ななめなる板の上に石の滑り落つるとき、これに働く動力、及び摩擦の
方向を問う。
と、言う問題で、動力というところと、摩擦というところを書いて、 簡単な図が書いてあったので、
矢印を入れるのであるが、こんな事は、基本的なことで、なんなく出来たのであった。
ふと、ななめ前の生徒を見たら、もう出来たのか、全体を点検しているようである。
こちらも、急がなくてはと、思ったのであるが、時間は、まだまだ十分あるのである。
第5問目の塩素ガス中に、燭火粉、水素瓦斯を入れたる時の科学変化を詳説せよ。という問題であった。
この問題は、1度1中の授業で、先生が皆の前で、実演してくれて、実験を見ていたので、すぐ解答出来た
のであった。
塩素瓦斯の中に、アンチモン、水素を入れると、化学反応が起きるので゛あるが、見て、教えていただい
たことをそのまま記入したのであった。
時計を見ると、まだ、0945時で、終了時刻まで、1時間以上あるのであった。
答案をはじめから、見つめ直して、再度考えることにしたのであった。
【次回に続く。】