第333回 本歌のすき焼きの研究をする。
みなさん、こんばんは、模型公園です。♪ 2012年11月4日日曜日の投稿です。
世間様は、連休で色々と旅行に行かれているみたいですが、模型公園の家は、ガーーーん、どこも
遊びに行く予定はないです。
夏に、売り掛け先が倒産して、我が家の台所は、火の車のようで、税金の支払いに苦慮しているようです。
そんな中、どこかに行きましょうとはいえず、 古本屋で105円で買った、小さな単個本を読んでいたのです。
話の内容は、鎌倉の陶芸家が、アメリカのニューヨークで、ひと騒動したという内容のお話で、
ニューヨークの日本料理屋で、すき焼きを頼んだら、下のような画像のものが出てきて、
「 これは、牛鍋で、すき焼きではないでわないか。」と、立腹し、
店長を呼び出して、詰問して、「すき焼きとは、どのようなものか知っているのか。」と、
問いただして、店長が、「これがすき焼きでは。」と解答すると、「紛い物の料理を出すとは
けしからん、すき焼きの作り方を教えてやるから、これから言う物と、新しい鍋を持って来
なさい。」と、要求して、すき焼きの作り方を、店の中で見本を示したという文章でした。
すき焼きというと、僕も上の画像の様な、牛肉に、こんにゃく、ネギに、春菊を入れて、
煮込んだ物と、思うのでしたが、文中の表現通り、再現してみようと考えたのでした。
まずは、下ごしらえが大切で、 鰹節を薄くスライスした物で、だし汁を作ります。
こんな感じで、ザッとして、長くすると味が悪くなるので、引き上げます。
薄い、だし汁に、日本酒、みりん、醤油、その他を入れて味を調えていきます。
肝心なのは、砂糖などは使用しないのです。
こんな感じで、沸騰させずに、このまま暖めます。
50円で、ほうれん草を買ってきました。
葉が取れないように、農薬がついていたらいけないので、丁寧に洗います。
ここで肝心なことは、茎を取らずに、きれいに洗浄して、そのままにしておきます。
ネギは、全長が3センチにカットすると書いてありました。
理由は、だし汁から、ネギが出ないように3センチと書いてあったのです。
こんな具合に、カットしてみました。
お豆腐もね、同じ内容で、高さが3センチを越えないように、カットします。
ときたまごを作ります。 とりあえず、卵一つ分で作りました。
お鍋の深さは。5センチから6センチ 直径25センチ程度の鉄の鍋がよいそうです。
まずは、鍋を火で暖め、牛の油を引いて行きます。
今日使用するのは、岡山の黒毛和牛の肩のスライスで、1ミリ程度の厚さにしてある
牛肉を使用します。
それでは、本歌のすき焼きの始まりです。
文章によると、お肉を両面焼かずに、片面だけ焼いて、ピンク色のまま、
溶き卵にからめていただくというのが、食通の食べ方のようです。
では、ローストビーフのような色になったお肉をいただきます。
うーーーん、美味しいですね♪ お肉の汁が口の中に広がって、
もう一度いただきます。 よいにおいで、半煮えの牛肉は、ステーキよりよい味です。
どうして、今までこういう食べ方を知らなかったのか、後悔してしまうほど
よい、お肉の味です。
すき焼きの焼きの部分は、お肉を焼くという意味があるようです。
そしてね、肉の汁がついたお鍋に、だし汁を入れていきます。
鍋の底から、水面まで3センチにそろえます。
次は、ほうれん草を入れていきます。
すき焼きに、ほうれん草など、はじめてですが、どうなるのかなーーーーーー。
そうしてね、切り取らずに、残しておいた、茎の部分をつまんで、溶き卵の中に入れます。
こうしていただくと、美味しいですね、ほうれん草が、ほうれん草も茹ですぎると美味しくなくなるようです。
次は、ネギと豆腐を入れます。
ネギは、どういうわけか、プカプカと浮いてしまいます。
これでは、高さを3センチにそろえた意味が無いような気がしたのですが。
ネギは、3センチにきると、食べやすくてよいですね、こちらもあまり煮込むより、
ザット煮て、いただいた方が、美味しいですね。
お豆腐は、こんな感じで、美味しかったです。
肉を食べ慣れた、舌の肥えたアメリカの人に、鍋でぐつぐつと煮込んだ、出し殻の肉を、日本のすき焼きです。
と出すとは、日本のすき焼きに、泥を塗る行為で、けしからんと、書いてありましたが、 古本を読んで、今ま
で食べていた、すき焼きと称する、こんにゃくや砂糖なと゜の色々入った、甘いすき焼きは、本当のすき焼きで
無いことに、模型公園は、気がつくことが出来たのでした。
勉強になった、1日でした。
今日は、このラムレーズンロールケーキが、半額でした。
早速、お茶を楽しむことにしたのでした。