第348回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第347話  海軍兵学校、身体検査入学試験の事。2013年1月24日 木曜日投稿です。
 
 
 
 
 
  私の口頭面接試験は、色々と聞き取りが行われ、海軍大尉から、「先ほどの

報告では、面接の控え室でも、、私語を慎み、態度もよろしい、また、生活態度も、

良好である。

よし、これにて口頭面接を終了する。」と、告げられて、私は、起立して、45度の

礼をし、 回れ右をして、その面接が行われた部屋を出たのです。
 
 
 
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私は、玉井上等兵の案内にしたがって、そのまま廊下を歩いて、元の部屋に戻る

と、前の面接の2人の下級生の、受験者が、待機していたのです。
 
「ふぅーーー。」と、少し緊張が解けて、 ため息をついて、数分であったか、前の

引き戸から、海軍大尉が入ってきて、「全員、傾注、 まだ、1015時なので、昼の

予定の、身体検査を、1030時より、とりおこなう。
 
よって、各自、これより、試験係の案内に従い、部屋を移動せよ。」と、指示があった

のです。
 
 いよいよ、問題の視力検査のある、身体検査の始まりであったのです。
 
私たち3人は、玉井上等兵にしたがって、廊下にでで、木の階段を上がって、2階の

部屋に案内されたのです。
 
 そこには、陸軍の白衣を着た、軍医が、我々3人を待っていたのか、「やっとおいで

になった。」と、いうような顔つきで、我々を迎えたのです。
 
 
【次回に続く。】