第618回 20年先の自衛隊の組織のあり方を考察する。その9

みなさん、おはようございます。                2013年8月24日 土曜日の投稿です。
 
 
 
 
 今日の模型公園の家の近くは、朝から、大雨です。
 
 
 
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                            今日の、朝食を作って見ました。
 
 
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                  今日は、ベーコンを焼いて、レタスと一緒にして見ました。
 
 
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                今日は、お気に入りの、金彩のティーカップを使用して、紅茶の
 
               ストレートティーをいただきました。
 
 
 
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                           とっても、美味しい、朝食でした。
 
 
 
 
 
 
 
           題 20年先の自衛隊の組織のあり方について、考察する。 その9
 
 
 
   今から、約70年前に、連合艦隊 参謀長の草鹿中将に、「どうして日本海軍は、アメリカに勝
 
てないのですか、 南方の植民地支配の奴隷生活から、現地の人を、日本が解放してあげて、
 
独立国家樹立に向けて、支援してあげているので、大義は日本にあると思うのですがーー。」
 
 
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と、質問したらね、 草鹿閣下が、「 日本の国力は、アメリカの10分の1で、 それを、陸軍と
 
2つに分けて、20分の1の物量で、 海軍が対応しているので勝てないのだ。」と、解答したら
 
しいです。
 
海軍が主に、太平洋で戦って、 陸軍が大陸で戦って、 戦力が分散されていると、こういう
 
お話だったそうです。
 
   
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      山本五十六元帥は、 ミッドウェイで、航空母艦がやられて、その後どうしたかというと、
 
    黒島連合艦隊首席参謀に命じて、ラバウル基地を不沈空母として、航空戦の作戦を立案
 
    させて、ここで、大規模な航空戦を行ったのです。 そして、多くの経験を積んだパイロットを
 
    大量に戦死させてしまったのです。 そして、ガダルカナルに補給が出来ずに、おおくの
 
    将兵が、マラリアと飢えで苦しんで、全滅していったのです。
 
 
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    そして、サンタクルーズの海戦で、アメリカの空母を撃破して、 アメリカの稼動空母が0になり、
 
    戦いに勝利したのですが、 村田少佐などの、多くの経験をつんだ、母艦搭乗員を亡くして
 
    しまって、空母に着艦出来る技量のパイロットが、不足して、次の作戦行動が出来なくなって、 
 
    せっかくの時期をのがし、 攻撃の次の一手が打てず、 当時の東条内閣も、和平工作もしな
 
    かったわけです。 
 
 
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    このとき、頭を打ったのが、飛行機はあっても、パイロットがたりない、また、予科練などの
 
  速成教育で前線に来ても、 1年程度の初心者だから、すぐ撃ち落とされるわけです。
 
    元々、日本海軍は、少数精鋭主義で、パイロットがそんなに多くなかったのです。
 
 
 
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      次の戦場が、ビアク諸島か、 マリアナ諸島だろうと言うことで、源田元空将が、当時、陸軍に
 
     サイパン、グアム。テニアンの、飛行場に、海軍のパイロットが戦死して少なくなっているので
 
     大陸の飛行場の陸軍のパイロットと、海軍のパイロットを集めて、混成航空団を結成して、
 
     一戦しようと計画して、陸軍に掛け合いに行ったら、取り合ってもらえなかったらしい。
 
     結果は、 海軍の新米パイロットが飛び立って攻撃に行ったのですが、 技量未熟と不運が
 
     重なって、アメリカの 戦闘機にたくさん撃ち落とされて、敗北して、 孤立して、補給が途絶え、
 
     サイパンなど、玉砕、陥落したわけです。
 
 
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       サイパンから、B29に爆撃されて、 日本の都市が焼け野原になって、やっと、陸軍が
 
      海軍と混成の航空隊を作ったのですが、 草鹿中将のお話では、まず、弾丸が違う、
 
     飛行機の部品が違う、 飛行機の内部の操作方法が違う、ーーー、海軍と、陸軍の武器、
 
     弾薬、部品が、交換性がないので、 生産も、整備も、補給も、2度手間になるわけです。
 
 
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     反対のアメリカはどうかというと、撃ち落としても、どんどん、戦闘機が補給されて、
 
     飛んでくるわけです。
 
     国力が10分の1で、さらに、こんな感じでは、勝てないのが当たり前で、なにかにつけて、
 
     両方とも、「海軍は、海軍は。」 「陸軍は、陸軍は。」と、まとまりがなくて、そんな感じで
 
     あったらしいです。
 
 
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     20年先の、自衛隊の組織を考えたときに、 陸上、海上、航空の垣根を、徐々に薄く
 
     していき、いずれは、統合すべきだと考えるのです。
 
     こんな事を、統合幕僚会議のメンバーが聞いたら、「 机上の空想だ。」と、批判があると思
 
     います。
 
     50年近くつづいた、3組織を無くして、1つにしたら、 もめ事もあるでしょう。 
 
     しかしね、考えとしたら、現在、陸上自衛隊の西部方面隊に、現在アメリカの海兵隊のような、
 
     部隊を、陸上自衛隊が作ろうとしています。
 
     そこにね、 そういう組織を作って、 上陸用の装甲車などを整備するのも良いことだと
 
     思います。
 
 
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     僕はね、 これらの部隊の人に、海上自衛隊護衛艦に乗ってもらっても良いのではないかと
 
     考えるわけです。
 
     丘の上だけで無く、 乗ってもらって、 外洋の自然の恐ろしさ、その他を、見てもらう、
 
     海兵隊をつくってもね、 普段陸の上にいる人が、 船に乗って外洋に出ると、船酔いに
 
     かかって、戦力が低下するわけです。
 
     航空自衛隊陸上自衛隊海上自衛隊で、ヘリのパイロットを、入れ替えてね、、 陸上
 
     自衛隊パイロットが、 護衛艦に着艦訓練しても良いではないかと思うのです。
 
 
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   そうしておけば、もし有事の際には、パイロット不足の時にね、応援にいけるし、普段訓練
 
   してないと、波で上下する護衛艦の甲板に降りるのは難しいと思います。
 
   
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     逆に、海上自衛隊航空自衛隊のヘリのパイロットが、陸上自衛隊武装ヘリの
 
     操縦訓練を受けても良いのではと、思うのです。
 
     こちらも、有事の際、 殉職者が仮に多数出て、パイロット不足になったときに、応援に
 
      いけるわけです。
 
      武器の操作方法などを、日頃訓練していないと、すぐには、対応は難しいと考えます。
 
      1流にならなくても良いので、平均的な操作ができればよいわけです。
 
 
  
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    航空自衛隊もね、F4J改戦闘機しか乗れない人を作るのでなくして、 F2支援戦闘機
 
  
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    F15J 戦闘機と、3種類乗れるようにしてね、 そうしておけば、 1種類しか操縦できない
 
 人ばかりより、一人で3種類載れる人の方が、 随分と、部隊の運営上、有利だと僕は思うね。
 
   海上自衛隊パイロットの人とも、 交流してね、 戦闘機をいざとなったら、 動かせて、
 
応援できる態勢を整えるべきだと思うね、  上手、下手は、抜きにしてね、 ある水準程度に
 
操縦できるように、 するべきだと思う。
 
 
     
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        航空、海上自衛隊の隊員が、陸上自衛隊の戦車の教育に参加しても良いのでは、 
 
 
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いろんな交流をしてね、陸だとか、空だとか、海だからとか、 壁を取り払ってね、 組織を統合して、
 
見たらどうかと考えるのです。  一人3役といってね、 そのくらいの経験をしておいて、
 
いざとなったら、上手ではないですが、応援に行ける体制を整備すると良いと思います。
 
 
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   今、陸上自衛隊が、この74式戦車をスクラップにしようとしているのです。 1台8億円
 
   程度の調達価格です。  もったいないので、維持費がかかってもね、普通科の支援兵器
 
   で置いとけばよいと思うね、 普通科の隊員が操作訓練で使用すれば良いし、 江田島
 
   海上自衛隊の学校にもね、 数輌置いとけばよいと思うのです。
 
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   こうしてね、操作訓練することで、日本の中に、戦車を動かすことの可能な能力者が増えるわけです。
 
   
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   海上自衛官が、 操作の練習するのに、使用しても良いし、 海上自衛官が陸戦隊を編成
 
   したり、おおすみ型の揚陸艦で、上陸訓練で、74式戦車使用したら良いと思うのです。
 
    さらに希望者があれば、90式戦車、10式戦車も、操作訓練すればよいのです。
 
   そうしておくことで、いざという時、応援が可能になるわけです。
 
 
 
      
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  航空自衛隊の奥宮元空将【第四航空戦隊航空参謀】のお話でね、 「いざ、航空戦になった
 
時に、 戦地で戦っている組。  新人で教育を受けている組、 新人に教育する教官の組、 
 
次の戦闘に出撃するのに、待機している組、  戦地から帰って休暇を取っている組、  戦死して、
 
空いた部分に補充する組、  練習中のパイロットの組、 と、全部で7組程度必要で、 500機
 
 
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戦闘機があったら、最低、3500人のパイロットがないと、 日本海軍のように、 前線に出たら、ずっと
 
戦っていて、 休暇も、補充も無し、 本土で訓練したら、戦地に来たら、技量未熟で、すぐ戦死して
 
しまう。  パイロットの母艦搭乗員の養成には、5年かかるそうで、 こんな事では、アメリカとの
 
航空戦に勝てない。」と、こんな話があるのです。
 
  
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      普段、乗らないでも良いのでね、 ある程度パイロットを教育して、いろんな機種を、
 
 操縦できるように訓練して、 練度を保つとともに、 現在、定数しか、パイロットを採用して
 
いないようですが、考え方を変えてね、いざ、有事の時の、パイロットの補充も考えておく、そういう
 
時期に来ていると思います。
 
 
      
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        こういう、航空自衛隊の高射科の業務も、陸上自衛隊海上自衛隊の人にも、
 
     ある程度、応援が出来る様にしておくとね、良いと思うのです。
 
 
      例えが悪いけども、 空港が爆撃、攻撃されてね、 整備員が殉職して、欠員が生じた場合、
 
 
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         燃料を入れたり、パイロンの取り付け業務などもね、陸上自衛隊とか、海上自衛隊
 
         とかの人が、応援できるような、ある程度、訓練をしておくべきだと思うのです。
 
 
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     護衛艦の乗員が、陸上自衛隊の訓練を受けておくのです。 そうすると、いざとなった時に、
 
   それぞれの護衛艦の中で、 陸戦隊が作れるわけです。
 
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   現在も、海上自衛隊では、基本的な陸上訓練をしていますが、 戦車の操作とか、
 
 
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          いろんな装備の、訓練を陸上自衛隊と一緒にしておくべきだと、思うのです。
 
 
         50年近く、 3組織に別れていたのを、統合するとは、 随分 無理も出て、
 
         トラブルもあると思うけれども、 初めは緩やかに、 交流という形で、進めていっては
 
         と、考えます。
 
 
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    海上自衛隊でも、陸上自衛隊航空自衛隊の隊員に、とりあえず、第1分隊の砲雷科、
 
  第5分隊の航空科に、半年程度でも良いので、 加わってもらって、 時間があったら、甲板で
 
 
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                陸上訓練の出来る部分を、交代で、海上自衛官に、 指導してもらってね、 
 
          今日は、陸上自衛隊航空自衛隊海上自衛隊の、ゆるやかな、統合運用の
 
             構想のお話でした。
 
 
                        
                      良い、土曜日の夜をお過ごしください。