第781回 大正時代のえび軍艦カレーを勉強する。模型公園風。

みなさん、こんにちは、模型公園です。          2014年1月3日金曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
           今日の模型公園の家の近くは、晴天で、とっても良いお天気です。
 
 
 
 
 
 
 
         本日は、少し順番を変えまして、 僕が所有する、古写真の紹介からです。
 
 
 
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          今日紹介するのは、 古い表紙の品ですが、大正14年に、300冊程度、
 
          作られたのではと、推測しています、 現在で言うと、卒業アルバムのような
 
          物です。
 
 
 
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         海軍兵学校を、落第せずに、なんとか卒業された、源田先生と、淵田さん
 
         【元海軍大佐】は、 軍艦に乗り込みまして、世界旅行に出発します。
 
 
 
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       それを練習艦隊というのですが、現在も、海上自衛隊世襲され、毎年続いています。
 
 
       重要な事は、 「 自然の驚異を知る。」 と、こう言う事であったそうです。   
 
 
 
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           冒頭には、高松宮殿下の若い頃の写真があります。【昭和天皇の弟】
 
 
 
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                             当時の練習艦隊の司令部
 
 
 
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                            百武 練習艦隊 司令長官
 
 
 
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           淵田さんは、このいかにも海の男というような雰囲気の、鹿江 海軍大佐の 
 
           八雲 【やぐも】という  装甲巡洋艦に配属になり、 まっ、 実習を兼ねた、
 
           お客さんとして、乗り組んだようです。
 
 
 
 
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                 こうして拝見すると、随分大勢の人が乗り組んでいたようです。
 
 
 
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          ご本人の記述には、当時、ずいぶん目立とうという、そういう感じの所があった
 
         そうで、 この写真を拝見すると、その性格がわかる様な気がします。
 
         1番上部、左右二人だけ、たっていますが、左が淵田美津雄さんです。
 
 
 
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          こうして拝見すると、 どこにいるかよくわかってよいです。 捜すのに手間が
 
          省けました。  ご本人のお話では、この目立とう精神で、空を飛ぶ事になるの
 
          ですが、順番に、小説 【昭和の伝道師】 で、紹介して行こうと思っています。
 
          源田先生は、 別の艦に乗り込まれて、 写真があるのですが、 何しろ
 
          若いときの写真は、顔の雰囲気が今ひとつわからず、特定に難儀をしています。
 
 
 
        
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                         【  装甲巡洋艦  八雲 】
 
 
 
           別人を、 これですと、特定して紹介するわけに行かず、それらしい人は
 
          前列に、特定しているのですが、虫眼鏡で研究中でして、又紹介します。
 
 
          今日は、大正14年に、参加者の士官候補生に配給された、今から、1925年
 
          ですから、89年前の練習艦隊の卒業者の記念写真帳の紹介でした。
 
 
 
            
 
                          今日のおままごとの紹介です。 
 
 
 
            今日は、大正時代に軍艦で作られていた、エビカレーというのを再現して
 
           毎週金曜日のカレーにしてみました。
 
 
 
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                   ショウガをすり下ろした物、 バターを入れまして、 
 
 
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            タマネギを、刻んで、乱切りで鍋の中に入れます。 大量に作るので当時は、
 
            随分、男の料理で、どんぶり勘定で、みじん切りにしていたようです。
 
 
 
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         比較的新しい艦艇は、スチームで、加熱し、 古い艦艇は、 コークス、石炭で、
 
         調理していたようです。  ここで、火力を上げまして、炒めるわけです。
 
         「 両舷、全速前進、  よーーーそろーーーー。」と、 そんな感じて、炒めていきます。
 
 
 
 
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           大きなしゃもじで、 かき回していき、 タマネギが透明になったら、
 
           むきえびを入れるとあります。
 
 
 
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                     今日は、263円で、むきえびを買ってきました。
 
 
 
 
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          場合によっては、士官室用は、 伊勢エビがあったら、豪快に入れて、煮込んで
 
          輪切りにして、提供されたようですが、 貧乏書生の模型公園は、 安いエビで
 
          雰囲気を味わいます。
 
          資金が豊富な人は、伊勢エビをむいて、 カレーに入れて見てください、
 
          美味しいのが出来ると思います。♪
 
 
 
 
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          そして、文中に登場するのが、リンゴでして、リンゴをすり下ろして、カレーの中に
 
          入れるのです。
 
 
 
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             どのようなリンゴを入れるとかは、品種の指定の記述はありません。
 
 
 
 
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                      今日は、青森県のリンゴを使用してみました。
 
 
 
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            このような感じで、 日本酒、 水、 水が不足している場合は、海水を
 
           少量添加して、 リンゴのすり身と一緒に、大きなしゃもじで、撹拌していった
 
           ようです。
  
 
 
 
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            そして、文中に出て来るのが、麦粉 という品物で、おそらく、小麦粉のことで
 
           はないかと思うのですが、カレーの中に入れていきます。
 
 
 
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           そして、海軍省指定のカレーの粉を一緒に入れまして、ここで、火を弱火に
 
           落とします。
 
           「 両舷減速、 おとーーうーーせい。」 と、 こんな会話が、響いたようです。
 
 
 
 
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            このような感じになりました、 とろみが出てきたら、弱火のまま、
 
           牛の乳を、少量ずつ添加していくとあります。
 
 
 
 
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          戦後の現在で言います、牛乳か、もしくは、粉ミルクのような物ではなかったの
 
         かと思いますが、今日は、牛乳を少し入れて見ます。
 
 
 
 
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          一度に、どさっと、入れるのでなくして、少しずつ、少しずつ、添加していきます。
 
 
 
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             すこし、こんな感じで、味見をしてみましょう、 バターとリンゴと、牛乳で
 
             まろやかな感じになりました。
 
 
 
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             豊松村の、ご飯を少し水を抜いて、パサパサな感じで、硬く炊いてみました。
 
             口の中に入れますと、舌の上で、転がるような感じです。
 
 
 
 
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           こんな感じで、大正時代の軍艦カレーのエビカレーが出来上がりました。
 
           一つエビが、反対に転げ落ちましたが、 まっ よいことにして、早速試食です。
 
 
 
 
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                  じゃーーん、今日のエビ軍艦カレーセットの出来上がりです。♪
 
 
 
 
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                今日のお野菜は、広島県のボストンレタスと、青森の青リンゴです。
 
 
 
 
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           古い資料をひもときますと、戦後のカレーライスのように、にんじん、ジャガイモ
 
          などは、当時は入っていなくて、 このような感じで、汁かけご飯風のカレーで
 
          あったようです。
 
          普通のカレーより、 フルーティーな味がしまして、リンゴの甘みがあって、甘党の
 
          僕にはちょうど良いですが、 辛党の人には、もう一工夫、必要なようです。
 
 
 
 
 
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           しかし、1度伊勢エビで、実験して見たいですね、 よいカレーが出来ると思います。
 
 
 
 
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           なかなか美味しかったので、あっという間に、ベロリンと、食べてしまいました
 
 
           作る手間も、それほどでもなく、 大量に作れて、 まずまずの味で、一風
 
           通常のカレーより、変化があって、お店で出すと、人気が出るかも知れません。
 
 
 
 
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           今日は、原価、350円程度、  作業時間 30分程度の、素人料理の紹介でした。
 
 
           大正時代のカレーの再現でしたが、 ジャガイモなどは使用していないというのは、
 
           意外でした。
 
 
 
 
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                        今日も美味しい食事でした。
 
 
 
 
 
           今日は、画像容量が一杯になってしまいました。又、明日投稿します。
 
 
 
 
   それではみなさん、よい金曜日をお過ごしください。           ギッチョンパー♪