第788回 アサリの軍艦カレーの勉強をする。模型公園風。

みなさん、こんばんは、模型公園です。         2014年1月10日金曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
 
      今日の模型公園の家の近くは、晴天でとっても良いお天気です。 気温は8度くらいです。
 
 
   
                    今日は、金曜日、  金曜日は、カレーの日です。
 
 
 
 
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      今日はね、大正時代の軍艦カレーの中の、アサリカレーなる物を勉強したいと思います。
 
      上の様な、巡洋艦、戦艦となると、数百人から、千人程度の乗員の食事を一度に、
 
      料理するので、 市中の料理屋と違い大変です。
 
 
 
 
 
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          アサリカレーなので、アサリのむき身を入れるのですが、大量に調理する艦内で、
 
          いちいちゆであげて、指で取っていたかというと、疑問がわいてきます。
 
          例えば、300食作る場合、 一人5個にしても、 ものすごい数になるわけです。
 
          冷蔵庫が、あるのはあったのですが、性能が悪かった当時、おそらく、缶詰の
 
          アサリのむき身を入れていたのではと、推測しています。
 
 
 
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           作り方の基本は、先週の金曜日に紹介した、エビの軍艦カレーと、同様です。
 
           リンゴの皮をむぎまして、 すっておろします。
 
 
 
 
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              このような感じで、 すって行きます、 リンゴは、日持ちがするので、
 
            リンゴは、艦内で、切りまして、すり下ろしていたのだと思います。
 
 
 
 
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                        こんな感じで、出来上がりです。
 
 
 
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            おそらく、大きなスチーム鍋に、 バターと、ショウガのすり身を入れて、
 
 
           「 火力全開、  両舷、全速。」  と、かけ声をかけて、 火を強くします。
 
 
 
 
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        水兵が、乱切りにした、タマネギを入れて、大きなしゃもじで、撹拌していきます。
 
 
 
 
 
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           ここで、真水を入れ、 真水が無い場合は、海水を入れるとあります。
 
           水を入れることで、アサリから、良い出汁が出て、美味しいカレーになると、
 
           あります。
 
 
 
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            ここで、火を、弱火にしまして、 暖める程度で、混ぜて行きます。
 
 
 
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             海軍支給のカレーを入れるとありまして、缶詰のような、カレー粉が
 
             あったようです。  適度に入れるようです。
 
 
 
 
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            少し、水分が多い、カレーですが、ここで、リンゴのすり身を添加します。
 
 
 
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       次に、麦粉を入れるとありまして、 確証はないのですが、小麦粉を添加するようです。
 
 
 
 
 
 
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           そして、牛の乳を入れるとあるのですが、 軍艦に牛は飼っていなかったようで、
 
           缶詰の粉ミルクのような物を入れていたのではないかと、推測しています。
 
 
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                弱火で、 撹拌していきまして、こんな感じになりました。
 
 
 
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            今日は、ご飯は豊松村の美味しいご飯を、水を少なくして、 ぱらぱらに炊いて
 
            みました。  少々の塩と、日本酒を入れてあります。
 
 
            資料を調べて見ますと、 又、 小説 【昭和の伝道師】で、紹介しますが、
 
            脚気 【 かっけ 】という、病気予防のため、麦を混ぜていたようで、 麦と米の
 
            混合のご飯であったようです。
 
 
 
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            こんな感じで、出来上がりました。  長い航海生活で、食事の栄養管理と
 
            言う物は大変大切な事で、 白米と漬け物と、そんな感じで、長期航海に
 
            出発して、乗員の半数以上が、途中で、脚気の症状を訴えたり、 途中で、
 
            赤痢が発生したりと、 明治時代、随分いろんな事件があったようです。
 
            そういうことを、教える教科も、大正時代になりますと、出来たようです。
 
 
 
 
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             じゃーーん、 今日の大正時代の アサリ軍艦カレーの出来上がりです。
 
 
 
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          当時は、数百食を大量に作るので、早く、簡素で、日持ちする保存食で、 なんとか、
 
          美味しく食べれるものをと、こう言う考えであったようです。
 
          食べて見ますと、 アサリの汁がカレーの中に入り、 リンゴのフルーティーな、
 
          味がして、少し、甘口のカレーのため、 辛いのが好きな人は、 ソースかなにか、
 
          添加して、一工夫必要な感じですが、薄味の僕には、ちょうど良いです。
 
 
 
 
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        当時は、 アルマイト製の容器に、 麦ご飯を、ポンポンついでいって、 係がね
 
        カレーのルーを、おたまで、どんどん、流れ作業のように、かけていったようです。
 
 
 
 
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        知り合いが、僕の先週のブログ記事を閲覧して、 まねして、リンゴを食べていたら、
 
        前の差し歯が、取れたそうで、 苦情がきたのです。
 
        そういうわけで、僕は、小魚をよく食べるので、虫歯がないのですが、歯が弱い人は、
 
        今日のように、少し小さくカットして、 食べてください。
 
        僕は、歯医者、行ったことがないのですが、 差し歯、随分と金額がかかるそうです。
 
 
 
 
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         よくね、海軍カレーと行って、ジャガイモ、にんじん、 色々入れて、店屋で出している
 
         記事を見るけれども、 一概には言えないのですが、 今回の資料を勉強する
 
         と、汁かけご飯程度の簡素な内容で、 いろんな物は、はいっていなかったようです。
 
         つまり、結論から言うと、現在の吉野屋の牛丼のような感じであったようです。
 
 
 
 
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            今日は、原価が、150円前後、 作業時間 30分程度の素人料理の食事
 
            の紹介でした。
 
 
            大量に作って、 店屋で売るのには、 原価もそこそこで、一風変わっていて、
 
            早く、お客に提供できるので、 店舗販売向きではあります。
 
 
 
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                        今日も、美味しい食事でした。
 
 
 
 
 
 
 
                 今日の模型のお話は、モデルガンのお話です。
 
 
 
 
 
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        日本陸軍は、明治18年に、村田銃という、国産の小銃を採用したのですが、弾が
 
        一発ずつしか、入らなかったのです。
 
        明治30年に、 ドイツのマゥザー1898を見本にして、 30年式小銃という、5発の
 
        弾層の長銃身の小銃を採用し、日露戦争を迎えるのですが、故障や、作動不良が、
 
        報告されたため、改良して、明治38年に、38式歩兵銃が、採用されました。
 
 
 
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          当時、ヨーロッパの諸外国にない、新しい独自の試みとして、 この対空しょう尺
 
          なる物をつけまして、当時の新兵器である、飛行機に対しての、備えでした。
 
 
 
 
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            ずいぶん、原始的な物ですが、 当時は、速度の遅い、布張りの航空機のため、
 
            1個小隊程度、 ならんで、一斉射撃で、空に向けて打ちますと、 理論上の
 
            効果があったようですが、実際は、使用する戦闘は無かったようです。
 
 
 
 
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           この38式歩兵銃殿は、我が家に、養子に来まして、 よくお世話申し上げ、 
 
           つやが出てきました。
 
 
 
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             スリングが、現代製の安物を取り付けているので、雰囲気が今ひとつです。
 
             予算が付きましたら、革製のスリングを買いたいですね。
 
 
 
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              みなさんも、よかったら、1つでも、手元に置かれますと、生活が豊かに
 
 
              なります、  なかなか良い物で、 見て、さわって、楽しめます。♪
 
 
 
 
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            今日は、明治38年制式の38式歩兵銃の手入れのお話でした。
 
 
 
それでは見なさん、良い金曜日の夜をお過ごしください。           ギッチョンパー♪