第802回 海軍 かつおの油漬 軍艦カレーを勉強する。模型公園風

みなさん、こんばんは、模型公園です。         2014年1月24日 金曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      今日の模型公園の家の近くは、晴天で、気温も12度と、とっても温かい過ごしやすい
 
      日でしたが、天気予報によると、明日から、お天気が悪くなるようです。
 
 
 
                        今日のおままごとの紹介です。
 
 
 
 
 
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                    【 軍艦の甲板での 食事風景 大正時代 】
 
 
 
 
          今日は、金曜日、今週もあっという間に、 金曜日になってしまいました。
 
          金曜日は、カレーの日です。   今日のカレーは、かつおの油漬け軍艦カレー
 
          を勉強して見ます。
 
 
 
昔の資料を研究して、難解な、漢字を解読していくと、海軍の艦艇の食事には、缶詰が
 
多く用いられているようです。
 
 
 
 
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 食事の要領なども、イギリス海軍を参考にしていたと思われ、いろんな缶詰が使用
 
されていたのですが、残念な事に、日本の缶詰は、いざ使用しようとしたところ、技術が
 
未熟な缶詰が多く、食べられなくて、腐敗していたそうで、 もっぱら、船への積み込み

はイ ギリス製、アメリカ製などの外国の缶詰であったそうです。
 
 
原因は、微量に残る、缶詰内の酸素が、原因だったようで、ガスを充填する方法が、
 
考え出された、昭和初期にいたり、 国産の物を使用することとなり、日本の缶詰
 
産業はどんどん、発展して工場も、北海道、樺太朝鮮半島と、どんどん広がって

いったようです。
 
 
 
 
 
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今週は、先週と違い、 先週はチャツネを自作したのですが、 市販の物を使用して
 
勉強したいと思います。
 
たまねぎという物は、保存がきいて、長持ちするらしく、軍艦の中の料理には
 
よく使用されています。  反対に、長持ちしそうで、日持ちしないものに、ごぼう
 
あげられています。
 
 
 
 
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 バターとショウガのすり下ろしを、鍋に入れて、たまねぎを入れて、透明に
 
 なるまで炒めます。
 
 
 
 
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   そして透明になったら、 真水か、無い場合は、海水、 又は、魚のだし汁
 
を玉ねぎの中に、流し込みます。  そして、火を小さくして、コトコト煮込みます。
 
 
 
 
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大正時代の海軍搬入の缶詰などないので、 市販の35円のシーチキンを入れ

ます。
 
 
 
 
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                  豪快に、全部入れてしまいます。
 
 
 
 
 
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                  こんな感じに、コトコト煮ていきます。
 
 
 
 
 
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         よくよく捜してみると、150円程度で、チャツネが販売していました。
 
         今日は、これを使用してみます。
 
 
 
 
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 市販の物はどんな味なのかと、味を見たら、甘いリンゴジャムのようでした。
 
 古い文献に載っている、チャツネとは、別物で、 当時物は、唐辛子が入っている
 
 ようです。
 
 おそらく、当時は、イギリス製の瓶詰めか、缶詰であったのだと、推測します。
 
 
 
 
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リンゴジャムを入れたら、あまーーくなってしまいますね、 まっ、 実験続行です。
 
 
 
 
 
 
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                     そして、市販のココナツミルクを入れます。
 
 
 
 
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   そして、今度は、麦粉 こと、 小麦粉を入れまして、とろみをつけます。
 
 
 
 
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                         こんな感じになってきました。 
 
 
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今日は豊松村の美味しいご飯を、水を抜いて、パサパサにしてつぎました。
 
 
実際の資料には、かっけ の予防のため、麦を入れていたようです。
 
 
 
 
 
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            こんな感じで、 カツオの油漬け 軍艦カレーの出来上がりです。
 
 
 
 
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          じゃーーん、 今日の カツオの油漬け軍艦カレーの出来上がりです。
 
 
 
 
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軍艦内では、1度に数百人の人間の食事を作るので、 流れ作業で、ご飯をついで、
 
別の係が、カレーのお汁をかけていく、  そんな、汁かけご飯風の食事であった

ようです。
 
まあーー、現在で言います、 牛丼チェーンの丼物と同じ程度であったようです。
 
 
 
 
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          なかなか美味しいのですが、 前回は、随分と辛かったのですが、 今回は
 
          ジャムのような物を入れたので、すこし、甘ったるくなってしまいました。
 
          反省点としては、手間はかかっても、 自分でリンゴをむいで、すり下ろして、
 
          いたほうが、さわやかな味になって、 そのほうが、よい味と思いました。
 
 
 
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  ここ数週間、 いろいろ当時の資料を調べて、軍艦カレーを試作したのですが、
 
 基本的に、早く腐る物、 保存がきかない物は、使用していなかったようです。
 
 当時は、冷蔵庫があったのですが、 性能が悪く、 荷物の容積にも限度があり、
 
 どうしても、 山積みして、航海に出て、 腐りにくい物、 こう言う物でカレー
 
 を作っていたようです。
 
 
 
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カレーなる物を、軍隊の食事に導入したのは、陸軍が明治時代に導入し、

 それを海軍が なかなか、美味しかったのか、 まねして、軍艦の中で作るよう

になっていったようです。
 
当時の資料によりますと、 カレーを食べる日は、当時は土曜日に食べていたよう

です。
 
一週間に1度、カレーを食べる習慣は、 海軍は、月、月、火、水、木、金、金と、言い

まして、海上に出ると、ちゃんとした休みがなかったのです。
 
曜日の概念が、無くなるので、 土曜日に、カレーを食べていたようですが、現在の

ように にんじん、ジャガイモ、その他は、当時は入っていなかったようです。
 
 
 
 
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       そんなわけで、 今日のカレーの勉強はこれで終わりです。
 
 
  だけどね、 土曜日に食べていたカレーが、海上自衛隊になって、どうして
 
  金曜日になったのですかね。
 
 
 
 
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     だれか、ご存じでしたら、ご指導いただくと助かります。
 
 
 
 
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   今日は、原価150円程度の作業時間30分くらいの素人料理の紹介でした。
 
 
   今日もなかなか美味しかったです。
 
 
 
 
 
 
    
        模型公園の所有する古写真を鑑賞するコーナーです。
 
 
 
 
        今日紹介する写真は、この1枚です。
 
 
 
 
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     この写真は、大正9年の沿海州での部隊葬儀の写真です。
 
 
 
 
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   おそらく、手前の木を切り倒して、 墓標にしたようです。 

 昨年、「おまえは、共産党を悪玉にして、 批判し、 残酷な処刑の話をねつ造し、

けしからん。」と、お小言をいただいたのですが、 小説 昭和の伝道師のお話は、

当時の実際にあったお話で、 子細はの会話などは、すこし、想像を加えているの

ですが、年月日などは、文中の通りの出来事なのです。
 
 
 
 
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この写真の説明には、 【 キジ 】の戦闘において戦死したる、荘司上等兵の葬儀と
 
ありまして、 記録によると、大正9年5月20日前後、 北海道 第7師団 旭川連隊
 
の部隊の、 荘司 【しょうじ】上等兵殿のお墓のようです。
 
 
 
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周囲の人間を、数えますと100名近くの人が確認出来るので、中隊での部隊葬儀
 
であったようです。
 
もしかしたら、旭川市の近くに、荘司 さんという、子孫の人が、いらっしゃるかも

知れません。
 
数年後、この地は、ソビエト共産党に支配され、 墓参りも出来なくなっていきます。
 
学校の教科書には、記載が無いですが、 調べて勉強して見ると、多くの日本人の
 
ご遺体が、現地に置き去りになっているようです。
 
今日は、 大正9年5月20日前後の写真ですので、今から約94年前の
 
ニコラエフスク、ラ、アムーレの水戸第2連隊 第3大隊を救援に行く、旭川第25

連隊 多門支隊のサハリンのアレクサンドロスクから沿海州のキジに上陸した時の、

戦死された、荘司上等兵殿の  部隊葬儀の写真の紹介でした。
 
 
 
 
それではみなさん、よい金曜日の夜をお過ごしください。