第1424回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第1423話 ヒットラーが崇拝していた人の事。2016年1月26日火曜日の投稿です。
国家社会主義ドイツ労働者党が、小さな政党の時代から、裏で資金を提供して
アメリカの複数の企業であったのです。
驚いたことに、ヒットラーが崇拝していた人と言うのは、 父親のアロイスでも
フォード モーターの社長、 ヘンリー フォード社長であったのです。
【 フォードモーターの創始者 ヘンリーフォード 社長 】
ヒットラー総統は、 ヘスに命じて、 ヘンリーフォード社長の等身大の
絵を描かせて、 自分の総統執務室の壁に、 その絵を飾り、 腕組みをして
ためつすがめつ眺めて、 考え事にふけっていたそうです。
ヘンリーフォード社長がどういう人であったかと言うと、 自家用車を大量生産
し、単価を下げて、馬車の代わりに全国に販売していき、大きな成功を収め、
そして、巨万の富を作った人でもありました。
ベルトコンベアーを使用した、工場の組み立てラインは、現在では当たり前
の作業工程ですが、これを採用し、商品を大量生産していったのです。
そして、周囲を驚かせたのが、 黒人や、いろんな人種の人、 刑務所の囚人
や、 身体障害者の人にも、工場で仕事をしてもらい、 そういう立場の弱い
人達の職場を作っていった人でもありました。
当時としては、 画期的な新しい試みであったのです。
アイルランド人の フォード社長の手法には、 合理主義のドイツの人も、
感心していたようで、 ヒットラー総統は、 フォード社長に興味をいだき、
ヘスに命じて、いろんな資料や、 彼の情報を収集したようです。
どうも 当初の目的は、 彼のビジネスの手法を検証して、 自らの党運営や、
政策に生かして、 演説の種にしようと考えていたようですが、ヒットラー総統
が読んだのが、 ヘンリーフォード社長の書いた、「 インターナショナル
本であったのです。
ヒットラー総統が読むと、 「 すばらしい。」を連発して、 読み入ったそうです。
ろくなやつはいない。」 と言う内容であったそうです。
フォード社長 は一人で商売を始めて、 フォード モーターを 全米一の自動車
工場に育て上げたのですが、それに至る過程で、 ユダヤ人の金融組織や、暴力
組織に、 脅迫や、会社の乗っ取り、 いろんな圧力を受けて、 ユダヤ人が、嫌い
になり、 顔も見たくなくなっていったようです。
財産を失ったり、 被害が強調されているのですが、反面、 いろんな方面で
人道に反する行為を続けていたようです。
みなさん考えていただきたいのですが、 当時、黒人は差別を受け、白人と
区別され、 いろんな見下した待遇を受けていたのですが、 そういう立場の
弱い人や、社会弱者に仕事をあたえ、 彼等を同等に考える、フォード社長が
ユダヤ人を嫌いになって、本を書いて、出版するという所まで、悪さをする
ユダヤ人にも、大きな問題が当時あったようです。
ヒットラー総統は、 フォードの工場システムなどを ドイツに採用し、乗用車を
大量生産していくのですが、 ヒットラー総統も、ヘス副総統も、車好きであった
ようです。
これらのシステムは、 ドイツ人によって、模倣され、 その後、兵器の
生産に応用されていくという、 人殺しの道具の生産方法になって行くのです
社会目標であったのです。
庶民は、 車を乗り回している、 反面 ドイツではどうかというと、 紙幣の価値は
下落し、物価は上昇し、 工場は倒産し、 労働者は解雇され、 失業者となり、
ユダヤ人の一団にドイツ人は血を吸われていると、考えていたようです。
国家が配給し、 暮らしを楽しまなければならないと考えていたようです。
【 ヘンリーフォード社長と 妻のクララ夫人 】
そして、ヒットラー総統とヘス副総統が、親近感を持ったのが、 奥さんの
クララ夫人だったようで、 ヒットラー総統の母親も、クララと言う名前で、
ヘス、副総統の母親も、クララという名前であったので、 ずいぶん親しみを
感じていたようです。
支援していたと言う事実は、 その後のフォードの別の経営者などによって、
隠されていったのです。
公になると、 商品の自家用車が売れなくなると考えていたようです。
そのような話がアメリカで取り上げられると、 フォードモーターは関係がなく、
引退した、ユダヤ人嫌いのヘンリーフォード元社長が、個人的に行っていたらしい
と煙に巻いたようですが、 ナチスに渡った、現金というのは莫大な金額であった
ようで、 どのような目的で、 フォードから、多額の資金が、大西洋を渡ってドイツ
で工場を作って、 フォード ドイツ法人を作ろうとしていたのかーー、 本当に、
やぶの中です。
はっきりしているのは、 ユダヤ人組織から、 フォード社長がたびたび、
脅迫や、嫌がらせ、 会社の経営権を奪い取られそうになったそうで、ユダヤ人
からすると、フォード社長を追い出して、 フォードという利益を生み出す会社を
乗っ取り、 一儲けしようと企んでいたようです。
【 明日に続く。】