第2221回 週刊 モデルガンパーク By模型公園

みなさん、こんばんは模型公園です。 2016年8月28日日曜日の投稿です。





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         週刊 モデルガンパーク のコーナーです。


  今日も ピアノの演奏の音楽をかけて、 長物の手入れのお話です。



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  この2式スポーターライフルが、日本人に紹介されたのは、僕の研究では、

 1977年12月号 つまり、11月発売の月刊 GUN誌の誌面が初めてであった

 ようです。

 アメリカのワシントン州のマニアの所有するスポーターが紹介されていて、当時

 多くの日本人の心をとらえた記事であったそうです。



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  昭和15年 日本陸海軍は、ドイツ空軍が空挺部隊で オランダの戦略拠点を




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あっという間に占領し、 空挺部隊でじゅうたんをひいて、 その道筋を地上の


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 装甲車部隊が 挺進攻撃して、あっという間に占領していったという戦訓に衝撃



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を受けて、我が国でも空挺部隊の元祖的部隊が編成されていき、昭和17年、



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  オランダ領、 南方油田地帯などに降下して、占領するのに一役買ったのですが、

この時の戦訓で、 小銃などを別のコンテナケースに入れて 投下したのですが



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これらが、風に流されて、行方不明になると言う、そういう事案が多発し、 拳銃と

手投げ弾だけで戦闘をすることになって行ったそうです。



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   そんなことで、 小銃をもう少しコンパクトにして、 落下傘降下する兵士が

   携帯できるように出来ないかという事が求められ、 昭和17年に出来上がった

   のが、2式挺進小銃という小銃であったのです。



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  時は流れて、 これをアメリカ兵が、土産で持ち帰り、 アメリカ人が射撃スポーツ

用に改装したものが、2式スポーターライフルと呼ばれる品物です。



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   この製品は、田中製作所が作ったモデルガンで 最高の出来のモデルガンと

   思います。



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                つまり、仕上げが大変美しいのです。


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          何度手に取っても良いですねーーーーーー。



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    既に生産が終わり、 貴重品となり、 プレミアが付いて、現在13万円前後で

   マニアの間では取引されています。



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                   菊の御紋も 手入れをしました。



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                     ばらすと、こんな感じになります。


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    まあーー これを越える程度の良い長物のモデルガンは、おそらく

    世に出ないでしょうね。



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  みなさん、 当時のオリジナルの外箱、 解説書など、大変珍重されますので

  大切に保管してください。  捨てるなどと言うことは、大変愚かな事です。

  今日は、 2式スポーターライフルのお話でした。



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         それでは、みなさん、良い 日曜日の夜をお楽しみください。


    【 明日に続く。】