第33回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第32話 受験作戦の立案を行う。2012年3月11日 日曜日の投稿
 
家に帰って、その年の8月中旬まで、お盆ということもあり、合宿の反動で、外へも行かず、家でごろごろとして
 
すごしたのを記憶しているが、印象に残っているのは、ひっくりころげて、天井を見ながら、今後の事を思案し
 
た。
 
まず、中学の内申書である、常日頃の成績も大切であるが、先生達に対して、良い印象を持ってもらわないとい
 
けない。
 
学校内の成績も、甲をほぼそろえていないと、全国から優秀な生徒が、受験してくるのであるからして、合格は、
 
おぼつかないであろう。
 
ごますりと言われても、この部分を、がっちりかためていないと、いくら当日のテストが良くても、書類選考でだめ
 
になってしまう。
 
それから、長距離を走ったり、泳いだりするのは自信がついたが、器械体操が、まだまだである、跳び箱、鉄棒、
 
その他が、自信がぜんぜん無い、それから、今後勉強していくのであるが、目が悪くなっては、どうにもならな
 
い、両方で1,0ないと、入学できず、だめである。
 
何とか、良い方法を考えて、これもなんとか基準を満たさないといけない。
 
天井の板をながめながら、思案にあけくれる毎日であったと記憶している。
 
【次回に続く。】