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第361回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第360話 校長室の出来事 2013年2月6日水曜日の投稿です。 教頭先生は、「良く来てくれた、校長先生のところに行こう。」と、私を手招きして、廊下に出て、校長室に 歩いて行ったので、私は、その後をついて、歩いたのであった。 校長室に、教頭先生の後に…

第342回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第341話 海軍兵学校、 口頭面接入学試験の事。 2013年1月18日 金曜日の投稿です。 宿屋で、朝食を済ませて、いつも通り、女将にお弁当と、水筒を作っていただき、「がんばってくるんよ。」 と、暖かい言葉をかけていただいて、風呂敷に包んで、大…

第338回 昭和の伝道師 【戦中、戦後のパイロットの物語】

第337話 大正10年5月10日 の夕方の出来事 2013年1月14日月曜日の投稿です。 【同時の広島県立第1中学校】 我々7人組は、万代橋の東詰めまで、土手沿いに、南下すると、左折して、広島第1中学、現在の 広島市役所方向に、向きを変え、横一…

第322回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第321話 海軍兵学校口頭面接入学試験の事、 2012年12月29日 土曜日の投稿です。 故郷への拝礼が済むと、「全員着席せよ。」と、指示が出たので、着席したのであった。 海軍大尉は、ヘビのような、冷たい目で、「広島第1中学の生徒は、起立せよ。…

第314回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第313話 海軍兵学校、 作文入学試験の事、 2012年12月20日木曜日投稿 作文の問題を一通り書き終えると、 誤字、脱字がないか、確認して、頭を上げると、他の二人も、 書き終わったらしく、手が動いていないようであった。 一時間など、あっという…

第311回 昭和の伝道師【戦中。戦後のパイロットの物語】

第310話 海軍兵学校作文の入学試験の事、 2012年12月17日 月曜日の投稿です。 土間のスノコの手前で、 昼からの作文の試験の心配をしていたのであった。 たった、3人の試験である。 さてーー、どないな、問題が出るのやらーーーーーー。 【大正…

第303回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第302話 海軍兵学校 地理、日本史、入学試験の事 2012年12月9日日曜日の投稿です。 歴史の年号の問題が出る物とばかり考えて、年号を暗記するのに多くの時間を費やしてきたのであったが、 残念な事に、今年の入学試験は、師団、連隊の位置の地理的…

第295回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第294話 海軍兵学校 作文入学試験の事。 2012年12月01日 土曜日の投稿です。 作文の試験の試験の最中に、1中の先生から指導があった、模範解答を簡潔に、写したのであったが、 はてさて、このままでよいのかと、自問自答して、 少しばかり、支障…

第294回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第293話 海軍兵学校 作文入学試験の事。 2012年11月30日 金曜日の登校です。 みんなで、大笑いして、 少し静かになったところで、陸軍准尉が、「よし、用紙を配布せよ。」と指示を 出すと、上等兵が、用紙を配布してまわったのであった。 【大正…

第293回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第292話 海軍兵学校 作文 入学試験の事 2012年11月29日 木曜日の投稿です。 午前中の、合否発表のあと、我々広島1中の生徒は、次の作文の試験のために、試験会場の建物に 移動したのであった。 他校の生徒は、数人に絞られ、ほとんどが1中の生…

第275回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第274話 国語漢文の入学試験の事。 2012年11月11日 日曜日の投稿です。 合否、発表がすむと、次の試験の国語、漢文の入学試験を受けるために、会場の建物に向かって、歩いて 入ったのであった。 入り口の受付に、昼休憩が、すんで間もない、若い…

第268回 昭和の伝道師【戦中戦後のパイロットの物語】

第267話 大正10年5月8日 奈良の朝の事 2012年11月04日 日曜日の投稿です。 一方の主人公の淵田美津雄は、早朝、4時頃、奈良の大和屋の部屋で、目をさましたのであった。 他の人に、迷惑がかからないように、そっと、起床して、中庭の井戸端…

第259回 昭和の伝道師、戦中、戦後のパイロットの物語

第258話 物理、化学の試験が開始される。 2012年10月26日 金曜日の投稿です。 陸軍将校は、答案の配布が完了すると、 腕時計を出して、「あー陸軍では、作戦開始など、物事を始める 前には、必ず各自、時刻合わせを行う、それぞれの時計の時間あ…

第257回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第256話 物理と化学の試験の事 2012年10月24日 水曜日の投稿です。 試験会場に入ると、既に机のうえに、受験番号が貼られていて、自分の席に着くと、広島第1中学の 受験番号は、80番台とみえて、前から順に、1中の生徒が、座っていた。 1中…

第230回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第229話 数学2の入学試験の事 2012年9月27日木曜日の投稿です。 広島城二ノ丸に入ってしばらくするとさらに、門があったのであった。 そこの立ち番兵士に、挨拶して、指示通り進むと、木造建物があって、そこの下駄箱のある土間から、 建物の中に…

第229回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第228話 大正10年5月7日朝の出来事。 2012年9月26日 水曜日投稿です。 翌日の朝、少し早めに起きて、顔を洗い、味噌汁とご飯とたくあんの漬け物を食べて、早めに家を出ることにした。 おばちゃんが、「弁当と、水筒、つくっといたけえ、がんば…

第220回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第219話 数1の入試試験の始まり。 いよいよ朝の9時ガ近くなると、数人の陸軍の兵士と、背広姿の教師風の男が、会場に入ってきた。 昨年は、海軍士官が、試験担当だったのであるが、まあ どちらでも良いのだが。 背広姿の男は、教卓の所まできて、 「起…

第145回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第144話 校内軍事演習の話 2012年7月3日 火曜日 考え事をしている教頭先生に、「あのー淵田ですが、電報をいただいたようで、校長先生がお呼びでしょうか。」 と、訪ねると、教頭先生が、「いやー良く来てくれた、入試前にすまんねー。」と言って、…

第138回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第137話 加計の実家のおせち料理 2012年6月26日 火曜日投稿。 のどかな、大正10年の正月で、實は、畳の上で、寝そべって、考え事をしていたのであるが、弟の幸男が、 「兄ちゃんごはんよ。」と呼びに来た、新年家族揃って、食事をするのは、ひさ…

第92回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第91話 新聞配達で、早朝、脚力をつける。 2012年5月8日火曜日投稿。 まだ薄暗い中、走って新聞を配るわけであるが、なかなか、大変である。 当分、冬場から、勉強だけに専念していて、8月の暑い夏場などは、駆け足をサボっていたので、少し体が つ…

第83回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第82話 父に、入試失敗を告げる。 2012年4月30日 月曜日の投稿。 大正9年の8月10日の日の夕方、夏休み中のこともあり、父が早めに、夕方帰ってきた。 父に、「英語の試験がだめだって、不合格になった、あと、英語を合格すれば、作文試験と、口…

第75回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第74話、物理、化学の試験を受験する。 2012年4月22日 日曜日投稿。 しばらくすると、掲示板に、午前中の合否が発表された。 受験番号86番を捜したら、あった、あった、よかったと、思わず喜んでしまった。 ずいぶんと、朱墨がひいてあり、落伍者…

第42回 昭和の伝道師 【戦中、戦後のパイロットの物語】

第41話 中学の成績表 2012年3月20日 火曜日投稿 大正8年の12月に、畝傍中学の終業式の前日であったか、成績考課表の配布が各自にあった。 こっそり、開けて見ると、全部 甲であった。 戦前の評価は、甲、乙、丙の評価で、表されていたのであるが…

第40回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第39話 受験勉強に全力を傾注する。 2012年3月18日 日曜日投稿。 水泳合宿で、海軍士官に、兵学校の時間割を聞いたのであるが、その年の10月から、体を慣らすために、 同じように、朝5時30分 起床、身の回りの片付け、庭に出て、海軍体操、視…

第33回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第32話 受験作戦の立案を行う。2012年3月11日 日曜日の投稿 家に帰って、その年の8月中旬まで、お盆ということもあり、合宿の反動で、外へも行かず、家でごろごろとして すごしたのを記憶しているが、印象に残っているのは、ひっくりころげて、天…

第21話 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語。】

第20回 海軍兵学校の試験内容を聞く、 2012年2月27日月曜日 投稿。 海軍中尉が、「いいか、まず、毎年の7月に入学試験が、各地で行われる、1番はじめに数学の試験がある、当 日の夕方には、合否が、掲示される。 ここで、随分と受験生が落とされ…

第18回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第17話 海軍士官の導き。2012年2月20日 月曜日投稿。 海軍士官の部屋を訪ねると、「おー、赤帽、きさまかー、はいれー。」と言われ。障子を開けて、畳に正座した。 全身が筋肉痛で、痛くて仕方ない。 「実は、我ら両名は、海軍省の仕事で、この合宿…