第50回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第49話 母の退院。 2012年3月28日 水曜日の投稿
 
母を、病院に見舞いに行くと、調子が少し良くなったので、退院したいという、しかし、まだ、体調は良くないよう
 
で、家の事は心配せず、養生するようにすすめたのであるが、家に、帰りたいという。
 
父に連絡して、又、迎えにくると、話したのであるが、まだ治っていないのであれば、入院して、完全に治すべき
 
だと、思ったのであるが、家に帰って、夜、父に母の話を伝えると、父は、黙って考えていたようであった。
 
今、考えて、振り返ると、当時の医療では、薬などでは、治せない病気であったのであろうと思った。
 
母の病気は、現在で言う、子宮筋腫か、何かでは無かったのではと思う。
 
薬などで、なおるはずがない、しかし、当時の医療水準では、盲腸炎でも大手術の死病とまで、言われていたの
 
で、母の病気は、薬などで、良くなるはずがなかった。
 
数日して、近所で、リアカーを借りて、母を病院に迎えに行き、家につれて戻ったのであるが、自宅での母の療
 
養生活は、続くのであった。
 
【次回に続く。】