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第1961回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1960話 甲申事変【こうしんじへん】 樹上開花の計の事。 2017年10月26日木曜日の投稿です。 1884年 明治17年の12月5日の午前中、 日本の朝鮮公使館の 竹添 進一郎公使が、公使館警備の陸軍部隊150名を連れて、昌徳宮と呼ばれる 朝…

第682回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第681話 永井 金次郎 樺太庁 長官の事。 2014年1月3日金曜日の投稿です。 大正9年の7月、陸軍省参謀本部附の阿南 惟畿 【あなみ これちか】陸軍大尉 【後の陸軍大将、陸軍大臣】は。 樺太の豊原支庁の豊原市内の樺太庁と呼ばれる、 戦後の現在で…

第681回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第680話 樺太庁【からふとちょう】の事 2014年1月2日木曜日の投稿です。 大正9年7月初旬、 阿南惟畿 【あなみ これちか】陸軍大尉は、樺太の隠密工作に、 出発するのですが、当時の、北海道の、さらに、上の樺太 【からふと】というのは、 わかり…

第680回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第679話 阿南 惟畿 【あなみ これちか】閣下の事。 2014年1月1日水曜日の投稿です。 みなさん、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 昨年は、1日も休まず、月、月、火、水、木、金、金と、投稿出来まして、 なによ…

第678回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第677話 北部沿海州派遣隊の転進命令の事。 2013年12月30日月曜日の投稿です。 大正9年7月29日 夏の熱い日差しの、ニコラエフスク、ラ、アムーレの北東の北部沿海州派遣 隊の司令部に、東京の陸軍参謀本部から、暗号通信にて、命令の入電があ…

第665回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語 】

第664話 ニコラエフスク、ラ、アムーレの慰霊碑の事。 2013年12月17日火曜日の投稿です。 ロシアのウラジオストックから、約1000キロ以上、北極方向に進んで、樺太の最北端 間宮海峡を挟んで、対岸にある、アムール側の河口の港街、 ニコラエフスク、ラ、ア…

第639回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第638話 中国人の侵略の事。 2013年11月20日 木曜日の投稿です。 大正9年の11月頃、 シベリア共和国のコルチャーク政権は、都市部では、武力により、占領している のですが、 地方の町や、村では、 モスクワの共産党の宣伝工作にのせられた、…

第636回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第635回 浦塩派遣軍人事異動の事。 2013年11月18日 月曜日の投稿です。 大正8年の6月、雪が溶けて、シベリアに遅い春が来た頃、 小田原市の古稀庵の山縣有朋侯爵は、 日本軍だけで、 テーヴェーエール共和國をたたきつぶして、 首都のチタを制…

第635回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第634話、 夢の帝国議会議事堂建設の事。 2013年11月17日日曜日の投稿です。 内閣総理大臣 原 敬 と言う人は、 全国から選ばれた、議員によって、民主的に、 政治が行われるべきだという、考えと理想があったようで、 当時の大正時代の、陸軍や、 海軍が幅を…

第630回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第629話 略取ロシア兵器、一路オムスクへの事。 2013年11月12日 火曜日の投稿です。 深夜、0200時をまわった頃、 ウラジオストックの横浜正金銀行 浦潮支店の2階の、 泰平組合 【日本陸軍の諜報機関の司令部】 ウラジオストック支店の部屋に…

第623回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語 】

第622話 ソビエト共産党の宣伝工作。 大正7年から、8年の冬場、 モスクワの共産党指導部は、 レーニンが病床のため、№2の レオン、トロッキーが、赤軍を取り仕切り、 共産党を運営していました。 トロッキーとすると、レーニンを暗殺しようとして、失…

第614回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第613話 海軍と立憲政友会の談合の事。 2013年10月27日日曜日の投稿です。 大正7年、9月27日 海軍省の実力者、山本権兵衛は、赤坂の料亭で催された、反物の 展示会に、招待され、 同伴の女性が、 美しい、着物の反物を鑑賞している間、奥の小…

第612回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第611話 レーニン暗殺未遂事件の事。 2013年10月25日金曜日の投稿です。 大正7年 8月30日のモスクワ市中で、 庶民に共産党の方針を、語って、庶民を煽動する ため、レーニンが演説をしていると、群衆の中から、拳銃の発砲音が、数発有り、レ…

第611回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第610話 マルクス先生とエンゲルス先生の事。 2013年10月24日 木曜日の投稿です。 【左がエンゲルスの家族、 右が、マルクス夫妻、 両家は家族ぐるみの つきあいで、両家とも仲が良かった。】 マルクス先生事、 カール、マルクス と、エンゲルス…

第609回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第608話 日本陸軍ウラジオストックに上陸ス。の事。 2013年10月22日火曜日の投稿です。 大正7年【1918年】 日本の第3艦隊から分離した、第6戦隊司令 竹内重利海軍少将 率いる、戦艦4隻、 及び、後藤 章大佐 率いる 第5駆逐隊 駆逐艦4隻…

第608回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第607話 国内に戦雲立ちこめるの事。 2013年10月21日月曜日の投稿です。 国内の商品の価格が、倍以上に高騰し、各地で、暴動が起こる中、北海道、 愛知県、福岡県 の、第7師団、 第3師団、第12師団に、出陣命令が、陸軍参謀本部から、発令さ…

第603回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第602話 ユキ1号指令 の事。 2013年10月16日水曜日の投稿です。 1918年 大正7年の3月初旬 泰平組合【たいへいくみあい】ウラジオストック支店の 一室に、 浦塩特務機関 機関長として、 陸軍参謀本部から、高柳保太郎 陸軍少将が着任 した…

第601回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第600話 横浜正金銀行 浦塩支店の事。 2013年10月14日 月曜日の投稿です。 中国 満州のハルピン駅から、鉄道で一路、南下した、三好少尉は、車中で 車窓から、雪景色の風景を楽しんでいたのです。 当事の鉄道は、特等から、三等まで、料金によっ…

第596回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第595話 発令 浦塩派遣軍の事、 2013年10月9日 水曜日の投稿です。 当事の内閣総理大臣は、 陸軍の寺内正毅 大将で、 どうしてこの当時、陸軍の軍人が、 【元老 山縣有朋 】 内閣総理大臣になっていたかというと、元老、山縣有朋が、天皇の統帥権…

第595回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第594話 ウッドロゥ、ウイルソン米国大統領の陰謀。 2013年10月8日 火曜日の投稿です。 【 アメリカの当時の大統領 ウッドロゥ、ウイルソン大統領 】 外務省の幣原喜重郎 外務省事務次官らの主導で、シベリア共和国との、軍事同盟 【 外務省 事務…

第594回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第593話 幣原【しではら】外交の陰謀の事。 2013年10月7日 月曜日の投稿です。 渡邊ウラジオストック総領事は、 立ち上がって、ウォッカをグラスにつぎながら、ロシアの 白軍と、軍事同盟を結ぶという構想に、目を丸くしている、海老原大佐に、「 …

第591回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第590話 貿易都市 ウラジオストックの事。 2013年10月4日 金曜日の投稿です。 戦艦 石見の目的地、ウラジオストックという港街は、 昭和の戦後の現在、ソビエトの 極東艦隊の軍事都市で、外国人の出入りは、昔の、広島県の呉市のように、制限がさ…

第588回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第587話 陸軍 明石機関の秘密工作の事。 2013年10月1日 火曜日の投稿です。 伊藤博文公の献策で、 陸軍大佐、 明石元二郎大佐 【後の陸軍大将】が、当時のお金で、 【 陸軍大将 明石 元二郎 閣下 】 100万円、 戦後の昭和の55年現在の価値に…

第587回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第586話 労働者の国 テーヴェーエール共和国の事。 2013年9月30日月曜日の投稿です。 読者のみなさんの中で、 テーヴェーエール共和国という、国があったのをご存じの方は、 少ないと思います。 一時期、日本のとなりに、 労働者の平和な国を作ろ…

第586回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第585話 海軍兵学校 実弾射撃 薬莢回収の事。 2013年9月29日 日曜日の投稿です。 私達は、配布された、10発を、あっという間に、撃ち終えまして、自分たちの撃っていた 射的を、回収しに行ったのです。 これは、事故があったらいけないので、射…

第585回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第584話 海軍兵学校 射撃教練の事。 2013年9月27日土曜日の投稿です。 教官が、 「 射撃よーーーい。」 と、号令を、大声で出しますと、 伏せ撃ち姿の、生徒の 後の、 生徒が、準備よしという意味合いの、 赤い籏を水平にあげまして、教官が、確認…

第584回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第583話 海軍兵学校、 射撃教練の事。 2013年9月27日 金曜日の投稿です。 私達は分隊全員整列しまして、順次分隊事に、射撃教練の実弾の配布を受ける事に なったのです。 そして、海軍兵学校の南側練兵場に整列して、しばらく待っていますと、私達…

第583回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第582話 海軍兵学校 小銃訓練の事。 2013年9月26日 木曜日の投稿です。 海軍兵学校の分隊の温習室の後の壁には、小銃掛けという、 小銃を立てらかせる、場所が あるのです。 そういうわけで、温習室の後に整列などをしますと、ぷうーんと、小銃の…

第581回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第580話 海軍兵学校 外国語教官来校の事。 2013年9月24日火曜日の投稿です。 以前紹介しましたように、 日本では大正時代当時、兵器を主に海軍は、イギリスから、陸軍は フランスから、輸入する事になっていて、海軍兵学校は、イギリス語 つまり、…

第579回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第578話 海軍兵学校 宇垣 纒 中将の事。 2013年9月22日 日曜日の投稿です。 教官がどんどんと、生徒をハンモックナンバーの順で、生徒を指名していき まして、 第3分隊の源田【後の空将、参議院議員】の番になったのでした。 源田が、「小隊 D,…