第226回 昭和の伝道師【戦中、戦後のバイロットの物語】

 第225話  喜びの第一関門通過の事                  2012年9月23日 日曜日の投稿です。
 
 合格掲示板に、1020の数字を見つけた、自分は、思わず喜んでしまった。
 
早速宿屋に帰って、明日の数学2と、英語の試験の準備であった。
 
  夕方の奈良の町を、ニコニコしながら、帰っていたのであったが、よく考えてみると同宿の生徒の中で。
 
不合格の人間もいるであろうから、よけいな、話しなどは謹んで、明日の準備をしようと思ったのであった。
 
 
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        宿屋に帰って、のれんをくぐると、女将さんが心配そうに、聞いてきたので、、手招きをして、
 
    耳元で、「ごうかくやった。」と、告げると、喜んでくれたのであったが、女将に聞いてみると、同宿の
 
    生徒たちは、どうやら全滅したらしい。
 
    大ビラに、よろこべないので、部屋に上がって、自分の部屋で、自習をしたのであった。
 
 
 
     場所は変わって、広島市内の下宿の一室で、源田實は、昼寝をしていて目をさましたのであった。
 
  もう、夕方の3時であった。  早速起きて、広島城に合格発表を見に行くことにした。
 
   下宿のおばさんは、買い物に行ったのか、不在であった。
 
  
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          元安川まで出て、そのまま土手沿いを北上した。軍都の広島市内は、にぎやかで人通りも多い、
 
 
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               川沿いの商品陳列所が見えてきた、ここの建物は当時は、最新の建築で、
 
             名所の1つになっていたのであった。
 
              
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                ひろしまの繁華街を通過して、そのまま広島城に歩いたのであった。
 
 
 
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             広島城天守閣は、木造の創建当時の建物で、広島市のシンボルであった。
 
 
            ここの南側に、掘を挟んで、広島城大手門が当時はあったのであった。
 
 
 
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                大手門に、大本営と大きな墨書きされた、木の看板が見えてきた。
 
 
               いよいよ、数学1の合否発表であった。
 
 
  【次回に続く。】