第253回 昭和の伝道師、【戦中、戦後のパイロットの物語】

第252話  英語の入試試験の合格発表の事               2012年10月20日 土曜日の投稿です。
 
 
  教卓に、答案用紙を提出したあと、建物の外に、風呂敷包みを持って、出たのであった。
 
 最後の五番目の問題が、スペルが、間違えていなければ、自信があったのであった。
 
 昨年は、単語がわからず、無念の結果になったのであるが、今回は、何とか、大丈夫そうであったが、心配であった。
 
 夕方の16時半頃か、徐々に受験した生徒が、掲示板の前に集まりだしたのであった。
 
 
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              だんだんと、生徒が集まって、どんどんと、人垣が出来ていた。
 
 
 まだ、採点中で、 発表掲示期、17時頃のため、ふと、教練場の方に、歩いていったのであった。
 
時間的に、軍事教練は、終わったのか、誰一人いなかったのであるが、 昨年の、木銃で、殴られていた、
 
若い兵士のことが、思い浮かび、陸軍の兵卒での、入隊は、ごめんこうむりたいと、考えていた。
 
  朝から、夜まで、ここで、行進、整列、ほふく前進などを訓練するのである。
 
 大変な、厳しい訓練である。
 
 そうこうしているうちに、掲示板に、合否が貼り出されたようで、自分も、見に行ったのであるが、
 
   合格者だけ、貼り出されていて、20名程度の番号が、貼り出されていた。
 
 最後に、自分の番号の、1020番が、掲示されていて、思わず、ほっとして、寒さの中、新聞配達で、
 
苦労していた、自分を振り返り、 少し歩いて、「よかったよかった。」と、一人で喜んだのであった。
 
 
【次回に続く。】