第259回 昭和の伝道師、戦中、戦後のパイロットの物語

第258話  物理、化学の試験が開始される。            2012年10月26日 金曜日の投稿です。
 
 
 陸軍将校は、答案の配布が完了すると、 腕時計を出して、「あー陸軍では、作戦開始など、物事を始める
 
 
 
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前には、必ず各自、時刻合わせを行う、それぞれの時計の時間あわせを行う、よいか、0900時1分前、
 
10ーーーーーー3、2、1、0900時、試験開始せよ、 はじめに、受験番号と、氏名を忘れないように、
 
各自、記入して、試験にかかれ。。」 と、指示を出すと、みんな一斉に、試験を始めたのであった。
 
当時の化学とか、物理の授業というのは、今現在の授業のことを自分は知らないのであるが、実験と
 
言っても、中学の実験設備というのは、お粗末な物で、また、機具もなかったので、大切そうに、先生が、
 
 
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         道具を持って来て、実験して見せて、みんなが、のぞき込んで見学するという、授業が
 
         ほとんどであった。
 
          やっている、先生も、はじめてという人も多く、レベルは高くなかったのであった。
 
 
           はじめの問題は初歩的な、元素記号の問題で、誰でもわかる、水の元素記号を述べよ
 
         という物であった。
 
 
 
           ふん、たいしたことないわいと思いながら、H2Oと、記入したのであった。
 
 
           次の2問目は、水を分解した場合の、成分図を四角い枠の中に元素記号を用いて記入せよ
 
 
           という問題で、水素と、酸素を分けて、教科書通りに、作図して、記入したのであった。。
 
 
           予想に反して、そんな難しい問題が出なかったので、拍子抜けしてしまったのであったが、
 
  
 
           ここで、鉛筆の先が折れてしまい、筆箱から、変わりの鉛筆を出したのであった。
 
 
【次回に続く。】