第370回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第369話 海軍兵学校2次試験の情報の連絡が入る。 2013年2月15日金曜日の投稿です。
私は、母校の畝傍中学【うねびちゅうがく】に到着すると、職員室を目指して、廊下を歩いた、
電報が届いて、歩いてきたので、もう、夕方が近かったのであった。
職員室の引き戸を引いてはいると、教頭先生と他数人の先生がいたので、丁重に
挨拶したのであったが、教頭先生が、「校長先生が待っているので、校長室に行こう。」と、
指示を受けて、校長室に、ついていったのであった。
教頭先生と、一緒に校長室に入ると、校長先生と3人で、机の左のテーブルに座って
話しをしたのであった。
校長先生が、「電報で呼び出してすまなかったが、早いほうがよいと教頭先生と相談してね、
海軍兵学校の2次試験の近年の内容がわかったよ。」と、 お話があったのであった。
私は、目をおおきくして、「本当ですか。」と、聞き入ったのであった。
一人しかいなくて、安井保門君というのだそうだが、彼の担任だった先生に、つてを頼って
聞いて見たらね、本人から聞いたという、2次試験の内容を教えてもらったんだよ。
もっとも、安井生徒は、現在兵学校に在籍中なので、連絡が取れないのだがね。」
といって、私は、「それで、どのような試験なのでしょうか。」と、質問すると、校長先生が、
「詳細は、教頭先生が箇条書きを持っているから。」と、話しがあった後、
教頭先生が、封筒から、ざら紙を取り出したのであった。
【次回に続く。】