第489回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第488話  海軍兵学校 短剣授与式の事。2013年6月24日 月曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
 
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 海軍兵学校には、大講堂といって、イギリス風の、大きな建物があって、入学式、

その他の重要な行事は、ここで行われていたのです。
 
現在の学校ていえば、体育館と言うところであるが、運動などはこの中では行わ

れなかったのです。
 
 
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 右には、海軍中将の、千坂閣下が、椅子に座り、 左側も、 海軍の呉鎮守府
 
 
 長官であったか、将官が、来賓でこられていた。
 
          
 呉から来た、軍楽隊が演奏を始めて音楽が流れる中、 短剣の授与式が開始

 され、1番はじめは、高松宮宣仁親王殿下で、 そして1番の成績で入った、 

 鳥取第1中学の入江壽直 生徒が、2番目に短剣を受取り、




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3番目には、白濱栄一 鹿児島県出身 明治学院中学出身の次席が続いた。
 
源田【参議院議員】は、たしか、18番目、 同郷の1歳年下の小池君【連合艦隊 
 
水雷参謀】は、たしか、24番目、 私は、成績がいまひとつで98番目、そんな感じ

で、ハンモックナンバーにそって、 授与が行われたのです。
 
 
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  海軍短剣というのは、上の写真の様に、 小尻を下に、柄を上にして、 左の
 
 腰からぶら下げる装身具で天皇陛下から預けられた大切な品であったのです。
 
 
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 中身は波がたたないようにと直派の短剣が入っていて、私たちは、この短剣を

受け取って、 いよいよ、海軍兵学校生徒になったと、自覚したのです。
 
 
 
【次回に続く。】