第494回 昭和の伝道師【戦中戦後のパイロットの物語】

第493話  海軍兵学校 入学式 来賓の事。          2013年6月29日 土曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
  副校長の大佐殿の訓示の後、 生徒隊監事の中佐殿が、続いて壇上に上がり、「 きょうつけ、敬礼。」
 
 
の号令で、私達は、敬礼を、行うと、つぎの様な話があったのであった。
 
 
 
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         「 全員、傾注、 昨日であるが、東京の海軍省より、軍令部長【海軍のナンバー2】と、
 
         その他の将官クラスが、呉に到着され、本日の入学式に、おこしになる。
 
          時間的には、0900時前後の予定である。
 
         軍令部長鎮守府長官などがおこしになるので、正面玄関より,大講堂までは、
 
          1号、および、2号生徒は、整列して、お迎えする。
 
         又、0900時より、3号生徒の一部父兄が、本校に到着する、 通用門から、大講堂まで、
 
          同様に整列して、お迎えする。
 
 
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          各分隊監事に、それぞれの配置を伝達してあるので、各分隊伍長は、伍長補とともに、
 
          良く確認して、そそうのないようにせよ。
 
          ただいま、0550時である。  本日は特別に、0600時から、0700時まで、一斉に
 
          校内清掃を行う、 特に、正門、通用門、より、大講堂、 手洗い便所など、念入りに
 
          清掃せよ、各分隊の持ち場は、分隊監事が、責任を持って、堪忍検査するように、
 
 
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          以上。」と、伝達があり、  「 敬礼。」の号令で、私達は敬礼したのであった。
 
          それから、私達は、分隊事に集合して、「 行進始め。」の号令で、どこか知らぬが、
 
          指定の掃除の場所に、行進して行ったのであった。
 
 
【次回に続く、】