第500回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第499話  海軍兵学校入学式当日の食事の事。      2013年7月5日 金曜日の投稿です。
 
 
 
 
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         現在でも、良い思い出で残っているのは、海軍兵学校の入学式の時の食事であった。
 
       私達は、正面玄関より、大講堂、 大講堂から通用門の道ばたにに整列している、1号生徒、
 
       2号生徒、をそのままにして、食堂で入学記念の食事があったのであった。
 
       今でも鮮明に覚えているのが、生徒一人ずつに、配給された、鯛の焼き魚であった。
 
 
 
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           私は、当時感心したのが、3号生徒の数は、270名程度である。 
 
           一人、1尾ずつで、 270尾以上の数の鯛を、集めて焼くわけである。
 
           「 さすがは、帝国海軍である。」  私達は、 兵学校で鯛を食べるというのは、
 
           このときが初めてで、最後であったが、良い思い出で記憶に残っている。
 
           鯛の大きさは、そんな大きくなく、少し小さかったのであるが、奈良県の山国育ちの
 
           私には、ずいぶんなごちそうであった。
 
           私は、ここ江田島に来て、 海の魚というのを食べるようになるのであるが、1番
 
          好きなのは、牛肉のステーキで、アメリカに移住してから、現地で随分と好きになり、
 
          随分といただいた。
 
           私は、1度好きになると、凝り性というかなんというか、そればかり食べるわけである。
 
          おかげで、65才の時に、牛肉の食べ過ぎで、心筋梗塞になって、死にかけるのであるが、
 
          そのお話は、又、後日機会があったら紹介したい。
 
          兵学校当時は、私は瀬戸内の魚が、とてもごちそうに思えたのであった。
 
 
【次回に続く。】