第610回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第609話  レーニンによる、ロシア皇帝の処刑の陰謀の事。 2013年10月23日水曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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   モスクワで、マルクスレーニン主義という、共産主義の考えを利用した独裁、恐怖政治を始めた、
 
ウラジミール、レーニンは、 極東のウラジオストックから、大日本帝国陸軍を主力とする、数万人の
 
 
 
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各国連合軍の軍隊が、シベリア共和国のコルチャークッ提督と、軍事同盟を結んで、自分を攻撃
 
してくるという情報を聞くと、 監禁していた、ロシア皇帝のニコライ二世を、始末しないと、 シベリア
 
共和国に、逃走されて、 担がれて、敵対勢力の旗頭にされると、立場が危うくなると、考えたの
 
でした。
 
 
 
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 しかしながら、 自分たちロシア共産党が、ニコライ二世を抹殺すると、 ロシア国内の、ロシア皇帝
 
未だに支持する勢力が一斉蜂起して、仇討ちのために、自分たちに向かってきては、「藪をつついて、
 
ヘビが出る。」のことわざがありますが、  まずいと考え、ユダヤ共産党グループの兵士達を呼び
 
出して、彼らに、ロシア皇帝一家を幽閉している場所を教え、 殺害に向かわせたのでした。
 
 
 
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    ロシア皇帝一家は、高い塀の、周囲も見えない砦のような所に幽閉されて、 暮らしていた
 
のですが、  1918年、大正7年 7月7日 ユダヤ共産党グループの兵士達によって、 一家は
 
地下室に連行され、  女、子供を含む、一家全員処刑されたのでした。
 
 
 
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   そして、ユダヤ共産党グループの一団が、レーニンの元に返ってくると、 彼らを数隊に、
 
小分けして、  任務を与えて、分散させ、 少数になった所を、今度は、ロシア人共産党兵士に攻撃
 
させ、全員処刑して、森の中に穴を掘って、埋めてしまったのでした。
 
 レーニンは、ユダヤ共産党グループの兵士を一人残らず抹殺して、口封じが完了すると、
 
今度は、「 ユダヤ人に、ロシア皇帝ニコライ二世一家が、襲われて、殺害された。」と、 宣伝した
 
のでした。
 
 
 
   当時のロシアのユダヤ人は、農民もいたのですが、 比較的、商売人というか、資本家か多く、
 
又、現在で言う、サラ金のような、金融会社のような事業をしていた人々が多かったようです。
 
レーニンは、「 個人の所有物は認めず、 すべての土地、建物、財産は、国家の所有物で、人民は
 
等しく労働すべきである。」と、言う考えであったようで、 ユダヤ人商人は、じゃまであったのです。
 
 
 
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       少しややこしいお話ですが、ロシア帝国が、崩壊すると、占領されて統治され、重税を
 
   搾取されていた、ポーランド、 リトアニアエストニアラトビアのバルト諸国、フィンランドは、
 
   武力闘争を開始し、レーニン共産党赤軍と、対峙していたのでした。
 
 
 
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      南部の穀倉地帯の、ウクライナも武力闘争を開始し、 こちらは、ポーランド、ロシア赤軍
 
   と、戦闘を開始し、 黒海沿岸から、イギリス軍の支援を得ながら、戦争をしていたのです。
 
 
   
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   当時のロシア人共産党兵士などは、ユダヤ人にロシア皇帝一家が、虐殺されたと知ると、
 
 
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無関係のユダヤ人の人に、暴行や、ユダヤ人の家を焼き討ちを行うようになり、 レーニンも、
 
ユダヤ人は、共産主義の敵で、 悪徳資本主義の象徴であると、宣伝工作したので、
 
 
 
 
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    ユダヤ人は、難民となって、ロシアから、ポーランドに逃れていったのでした。
 
   今から考えれば、随分とひどい仕打ちですが、 一部の高利貸しをしていた、ユダヤ商人が、
 
   人々から、力ずくで、利息を取り立てて、ひどい事をしていたのもあるのですが、関係のない
 
   ユダヤ人農民も、追い出されていき、 ロシア赤軍の中のユダヤ人も、共産党政治局員の
 
   政治将校が、密告を奨励し、関係のない人も、顔つきが、よく似ていると言うだけで、
 
   処刑されたり、いろんな不幸な事があったようです。
 
 
 
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      レーニンは、周囲を敵に囲まれ、攻撃され、苦しい立場だったのですが、 ロシア皇帝
 
  殺害して、犯人をユダヤ人に仕立て上げ、 人々の不満をユダヤ人悪徳商人に、向けて、
 
  ロシア人の団結を図り、  ポーランドや、 ウクライナ、バルト諸国、 シベリア共和国との
 
  戦争を戦っていったのでした。
 
 
 
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      これらの、ユダヤ人追い出し工作、 敵対勢力の抹殺で、スターリンが、手腕を発揮し、
 
     レーニンは、グルジア人のスターリンを利用していたのですが、次第に立場が逆転していき、
 
     スターリンの独裁時代にロシアは、進んでいくのでした。
 
 
 
【 次回に続く。 】