第275回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第274話 国語漢文の入学試験の事。 2012年11月11日 日曜日の投稿です。
合否、発表がすむと、次の試験の国語、漢文の入学試験を受けるために、会場の建物に向かって、歩いて
入ったのであった。
入り口の受付に、昼休憩が、すんで間もない、若い同年代の二等兵が、座っていたので、
「 奈良県立 畝傍中学卒業 受験番号1020番 淵田美津雄 入ります。」と、挨拶して、「良し、はいって
よい。」と、許可をもらって、入室してのであった。
午前中と同じ兵士が、顔写真との照合をしていて、 なんなく、その場所も、すんなり通って、自分の
番号が、机に貼ってあるところに、ついたのであった。
またまた、1番端の一番最後であった。
試験会場の中の生徒は、午前中の試験を合格したので、ほっとしたのか、にこやかな顔をした生徒が多かっ
たように記憶している。
【次回に続く。】