第285回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第284話  地理、日本史の入学試験の事                2012年11月21日水曜日の投稿です。
 
 
 一堂、拝礼がすんだあと、「着席。」という、指示のあと、着席したのであった。
 
陸軍准尉が、「あーーー、時間が無いので、手短に伝達する。試験の予定などは、諸君が試験を受けている
 
間に、我輩が、黒板に書いておくので、終了したら一読して、 合否の発表に備えるように。それでは、問題を
 
配付する、
 
おい、配布開始。」というと、上等兵が、「はっ。」と、一礼して、問題を配って廻ったのであった。
 
「これより、時計の時刻合わせを行う、だだいま、マルハチゴゴ 0855 時、 5、4、3、2、1、。」と、いいな
 
がら、時間を合わせたのであった。
 
 
 
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            【大正時代当時のホッチキス機関銃での訓練風景、 陸軍はフランス式の装備を推進し、
 
             イギリス式の海軍との弾薬、部品の交換性が無く、大東亜戦争では、苦戦した。】
 
 
 
しばらく、静まりかえり、「ただい、マルキュウマルマル 0900時 試験を始めよ。」と言う号令で
 
地理、日本史の試験が始まったのであった。
 
 
 1番はじめの問題は、元亀、天正時代における群雄割拠の形勢を別図の【  】のなかに、記入せよ。
 
という問題であった。
 
 
  ご当地、広島県の所、 愛知県の名古屋付近、  新潟県、 山梨県  静岡県  神奈川県が、空白に
 
なっていて、ここに、戦国大名の名前を記入するのである。
 
 
    用心する事は、漢字の誤字のないようにすることである。
 
  広島県は、 毛利元就  名古屋付近は 織田信長 新潟県は 上杉謙信 山梨県武田信玄 静岡県
 
  今川義元  神奈川県は北条氏政と記入したのであった。
 
 
【次回に続く。】