第508回 昭和の伝道師【小出戦中、戦後のパイロットの物語】

第507話  朝食のラッパの音の事。            2013年7月13日 土曜日の投稿です。 
 
 
 
 
    私達は。大声を出して、坊さんライン○ノットの結び方の名称と、 特徴を叫んでいると、
 
 
 沖合から、「 ピッピッ。」と 、笛の音に合わせて、1号生徒と、2号生徒の短艇が多数帰ってく来た
 
のであった。
 
 「 ピィーーーーーーーーービッ。」と、笛を鳴らすと、大きなオールを垂直に立てらせて、随分と、
 
良い眺めである。
 
イメージ 1
 
 
  この短艇、岸についてからが大変で、水面から、 上に上げるのは当時は人力で、生徒全員で、
 
  1トン近くある短艇を、引き上げて、空中に浮かすわけである。
 
  私は、「はぁーー大変やなーーーと、 口では、大声で復唱しながら、目で、作業を見ていたのであった。
 
 
イメージ 2
 
 
         すると、ラッパの音がしてきたのであった。  私が1番始めに覚えたラッパの音は、
 
          食事の合図のラッパの音であった。
 
          私は、はらぺこで、 はぁーーーやっと、朝ご飯かと、思ったのであった。
 
 
【次回に続く。】