第2337回 魯山人風 引き出し昆布の技法 模型公園

みなさん、こんばんは模型公園です。2016年11月22日火曜日の投稿です。




                  祝、ブログ開設 6周年   


      本日はね、 いい【11月】 にゃんにゃん【22日】の日です。


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   今日の模型公園の家の近くは、晴天で、気温も22度あって、歩いて家

    に帰るのが暑い程度でした。



                         

    今日の朝6時頃、福島県で大きな地震があって、 津波警報が出て大騒ぎ

    になったようで、お見舞い申し上げます。

    幸い、 たいした災害や、被害がなくて良かったです。




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                 今日の夕方のおままごとの紹介です。


    今日も、「粗末な食材は、食材を生かすように、 良い食材は、よい食材

 を殺さぬように、 生ゴミは 極力出さないようにーー。」の思いで楽しみます。
    



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    魯山人風 引き出し昆布の技法とは、 魚の煮物の基本で、 昆布を

    上手に操って、 その魚の味が死なないように、魚の味を引き出すように

    こう言う心がけで用いる 出汁の技法の1つです。



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 大津生まれの、京都育ちの 北大路 魯山人 【 きたおおじ ろさんじん】こと

 福田 房次郎 さんは、 幼少の頃から 料理番をして、味覚を磨かれていた

 そうで、 誰に教わるわけでなく、 自分で身につけていったようです。


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   関東では、鰹節のだし汁を用いる人が多いですが、 このような料理人を

 「 魚の味のわからぬ輩ーー。」 と、 軽蔑し、 決して 魚料理に 鰹節の

 だし汁を用いようとはしなかったそうです。

 つまり 魯山人風の 魚料理、 碗物、 煮物は、そのすべてが昆布の出汁を

 例外を除いて、基本にしていたようです。



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  ご本人のお話によると、「 魚の味が二重になってしまう。」 と語られていた

  そうです。



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   その魚の味を、引き立てさせる程度、 決して 出汁が表に出て目立たない

  程度を 良しとしていたそうです。


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        今日は、 ハモの切り身、 松茸の茎で 一皿作ります。



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         先生は、 昆布は上等な昆布を取り寄せて 料理されていた

         ようですが、 湯に さっと くぐらせる程度、 決して長い時間

         昆布を茹でたりしません。



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          ほんのり、昆布の味がする程度、 このくらいが良いそうです。


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                今日は、 ハモのお汁を作ります。



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        こうして、ハモの味を 殺さぬように、 素材を生かす 汁を作るの

        ですが、 未だに 満足する汁が出来ません。



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          こんな感じで、 ハモと松茸のお汁の出来上がりです。




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    先生は、「 字がわからぬものは、何をやってもだめだ。」 と公言し、書、

  篆刻 陶芸に秀でていました。


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     特に 器については、「 同じ料理でも 器は料理の洋服の様な物で、

     器を替えることで、 洋服を着せ替えすると同様に、又、違った料理となり、

     食卓を明るく楽しい物にします。」 と、 語られていました。



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 今日は、鮑の形をした、 織部三足鮑鉢に マグロの刺身を添えて見ました。



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   今日は、 バターとオリーブ油を混ぜ合わせ、タケノコを炒めます。




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     先生の得意料理は、 上海風の中華料理で、 そのほかにも 朝鮮半島

   郷土料理など 得意であったそうです。

   それ故、 日本食の当時の料理人が考えないような料理を作り出し、盛りつけ

   周囲を驚かせていったのです。



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   大正時代の初めに始めた、中華料理風形式で、大きなお皿にどっと 料理を

 ボリュームをつけて盛りつけ、客を驚かせ、小皿で 客に小分けに取っていく

 配膳の方法は、 後の昭和時代に、バイキング形式の原点になって行きました。



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        今日は、織部の四方皿に、 タケノコのバター炒め 粉チーズを

        かけてみました。


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    じゃーーん、 ブログ開設 6周年記念の定食の出来上がりです。




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     実はこのブログを開設した当時、 御飯も炊いたことなくて、 おやつを

     作る事からスタートしたのですが、 電子レンジで 目玉焼きを作る実験を

     して、 卵が ミイラのようになってしまいーーーー。【 大笑い】

     今では、良い失敗の思い出です。


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         ヘタでも、 毎日 少しずつ、 持続して 練習すれば、上手には

         ならなくても、 それなりになるのです。



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           すぐ、名人になろうとか、 そんな 考えは捨てて、



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          1つずつ、 ゆっくりと、マイペースで そして、嫌々やるのでなく




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          嫌な事でも、 楽しみと考えて、 苦労を 楽しみに替えて


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           楽しんで やっていく、 こんな考えで 日々 作っています。



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       今日は、 アメリカの半額セールの 松茸を使用したのですが

       エリンギと違って、なかなか 美味しいですね。



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         今日は、原価が650円程度、作業時間が15分程度の素人料理の

         紹介でした。



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                今日の夕方も、なかなか美味しかったです。



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               「 ふっーー 今日も 満腹になったのでした。」


     
                 じゃあ、みんな また明日ね。

         【 明日に続く。】