#ノンフィクション、エッセイ

第423回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第422回 江田島台風の事。 2013年4月19日金曜日の投稿です。 私たちは、起床動作を見学して、3号生徒が寝具をかたづけて、整頓すると、寝台の前に、各自 不動の姿勢で、きょうつけの姿勢で、立っていたのであった。 1番遅い生徒でも、10秒も違うことは、なか…

第422回 昭和の伝道師【戦中戦後のパイロットの物語】

第421話 海軍兵学校 起床動作の事。 2012年4月18日 木曜日の投稿です。 一連の海軍兵学校の内部の組織の説明の後、私たちは、分隊の寝室の部屋の中に案内された のであった。 【昭和初期の海軍兵学校の寝室の写真】 そこには、寝台に番号が書いてあり、「は…

第421回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第420話 海軍兵学校組織の事。 2013年4月17日火曜日の投稿です。 「海軍兵学校の組織を簡単に説明する。」と、話しがあり、私たちは、聞き入ったのであった。 一番上が、 天皇陛下で、その下に、海軍大臣、 その下に、海軍兵学校 校長がくる。 海…

第489回 「爆撃編隊 Bー17」 を鑑賞する。

みなさん、こんばんは、模型公園です。 2013年4月15日 月曜日の投稿です。 今日は、ソーセージが食べたくなったので、まずは、ジャガイモからです。 最近ね、 このスーパーブーのファンになってしまい、時どきいただいています。 本場のドイツのソー…

第419回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第418話 海軍兵学校の階段の作法の事。 2013年4月15日月曜日の投稿です。 休みの日を、雑談や、昼寝で休養した我々は、翌日の0500時に宿舎を出発して、一路海軍 兵学校に登校したのであった。 集合時間が、練兵場に、0600時なので、 05…

第418回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第417話 秋月の潮干狩りの事。 2013年4月14日 日曜日の投稿です。 翌日の早朝、私はいつものクセで、そうーー、夜明け前の4時前後に目が冷めて、他の生徒を おこさないように、そっと起床して、井戸端で顔を洗っていると、三谷の老婆が、竹籠と熊…

第417回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第416話 海軍兵学校 休日の事。 2013年4月13日 土曜日の投稿です。 みくに山から、最後の組が、へばった顔つきで帰ってくると、「 全員、きょうつけーー、 かしらーーーむけーーーー。」と、大きな声で、号令がかかったのであった。 私は、「 やれ…

第416回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第415話 みくに山から兵学校の眺めの事。 2013年4月12日金曜日投稿です。 みくに山の山頂で、私たちは、怒鳴り声で、軍艦行進曲の軍歌を歌わされ、 監事附きの 「 聞こえん、 聞こえん、 腹の底から声を出せ、 ケツの穴を閉めろ、」などと、 怒ら…

第415回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第414話 みくに山で、軍歌を歌う事。 2013年4月11日 木曜日の投稿です。 私たちは、みくに山の山頂で、怒鳴り声で、軍艦行進曲の歌を歌ったのであったのだが、 何度、歌っても、監事附きの曹長殿が、「だめだだめだ、 聞こえん、 初めから歌え。」…

第414回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第413話 みくに山よりの、景色の事。 2013年4月10日 水曜日の投稿です。 私たちは、「ふぅーーふうーー、はぁーーはあーー。」と、荒い息をしながら、山頂近くにたどり着くと、 先行の組が、大声で歌っているらしく、軍歌が聞こえてきたのであった…

第413回 昭和の伝道師 【戦中、戦後のパイロットの物語】

第412話 初めての、みくに山登山の事。 2013年4月9日 火曜日の投稿です。 「みーーんみんみんみんみーーーーーー。」と、7月の暑い日差しでセミの鳴く、江田島の 海軍兵学校の練兵場で、私たちは、整列して、海軍大尉の訓示を聞いていたのであった…

第412回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第411話 みくに山の登山の事。 2013年4月8日 月曜日の投稿です。 軍服の試着がすんだ、私たちは、ちょうど、昼の時間で、そのまま、食堂に案内されて、整列したのであった。 【海軍兵学校、食堂の様子 昭和初期当時】 海軍大尉が、「 全員、注目、 …

第411回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第410話 軍服試着の事。 2013年4月7日 日曜日の投稿です。 練兵場で、棒倒し競技を見学した我々は、その後、講堂に移動して、軍服の試着をすること になったのであった。 「まーーだかいなーーー。」と、試着の長い列にならんでいたのであったが、…

第409回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第408話 またまた、身体検査の事。 2013年4月5日 金曜日投稿です。 江田島に渡って、3日目の朝、指定通り我々は、海軍兵学校の練兵場に整列したのであった。 0750時、 7月のセミの鳴く、暑い朝であったのを記憶している。 今日は、何の行事が…

第408回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第407話 大正10年7月2日夕方の出来事。 2013年4月4日木曜日の投稿です。 私たちは、江田島の兵学校を出発して、小高い、峠を越えて、峠の向こうの小用の港に 向かって、行進したのであった。 7月のセミの鳴く暑い、暑い日であった。 「 あつい…

第407回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第406話 大正10年7月2日夕方の出来事。 2013年4月3日 水曜日の投稿です。 ひととおり、海軍兵学校の校内の施設を、見学して歩いた我々は、再度 練兵場に整列して副校長の訓示を聞いたのです。 籏の掲揚台には、軍艦旗が、7月の暑いセミの鳴く…

第406回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第405話 スモールとグレイスの事。 2013年4月2日火曜日の投稿です。 食堂で、私たちは、我先に、ヤカンで、茶をついで、がぶ飲みして、食事を 終わらすと、しばし、雑談の休憩の後、再度、練兵場に整列して、午後の行事が 始まったのであった。 海…

第405回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第404話 海軍兵学校での初めての食事の事。 2013年4月1日 月曜日の投稿です。 夏のセミが鳴く、暑い日照りの続く中、我々は、整列させられ、不合格者には、その場で、帰宅するよう 言い渡されていた。 気の毒に、30人程度いたのではないか、どう…

第404回 昭和の伝道師【戦中戦後のパイロットの物語】

第403話 海軍兵学校2次入学試験の事 。 2013年3月31日 日曜日の投稿です。 我々の体力考査の係の、海軍の下士官が、「 ぴぃーー。」と、笛を吹いて、「 全員整列。」と、 号令して、私たちは、整列して、次の課目を受験したのであった。 平均台と…

第403回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第402話 海軍兵学校2次入学試験の事。 2013年3月30日土曜日の投稿です。 私たちは、広い南側敷地内の練兵場で、それぞれの組に分かれて、指示に従って、散開すると、 2次入学試験の体力考査が始まったのであった。 海軍兵学校が、陸軍士官学校と…

第402回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第401話 海軍兵学校 校長 千坂智次郎閣下の事 2013年3月29日金曜日の投稿です。 江田島の海軍兵学校の南側の練兵場に整列した我々は、セミの鳴く暑い中、辛抱していたのであるが、 午前中の8時前とはいえ、大勢の人間が集まり、大変暑かったのを…

第401回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第400話 海軍兵学校のレンガの事。 2013年3月28日 木曜日 我々は、海軍兵学校の正門の説明を受けた後、谷井 保 2号生徒の号令で、回れ右を行い、 兵学校の練兵場の方向に行進していったのであった。 そうして、イギリス風の洋館の建物の前で、行…

第400回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第399話 海軍兵学校の正門の事。 2013年3月27日 水曜日の投稿です。 【大正当時の海軍兵学校の通用門の写真】 私たちは、全員、このレンガ造りのしゃれた門が正門とばかり、思っていたのであった。 実は、そのあと先輩生徒から、指導されてわかっ…

第399回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第398話 海軍兵学校 通用門、門柱銘板の事。 2013年3月26日 火曜日の投稿です。 谷井 保 【のちの第17駆逐隊 指令 大佐】2号生徒の大きな声で、「 全員、整列、番号点呼。」と、 私たちは、30名程度の隊列を成して、整列して、各自番号を元気よく叫んで、小…

第398回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第397話 整理整頓の事。 2013年3月24日 日曜日の投稿です。 私は、同郷の奈良県出身の同い年の先輩生徒の安井保門3号生徒【のちの海軍艦政本部 大佐】 に、呼びだされて、海軍では、5分前には、必ず集合と言うことを、 年下の生徒の前で、厳しく…

第397回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第396話 海軍では、5分前に準備万端整列の事。 2013年3月23日 土曜日 朝食時、茨城県の水戸中学の井上武男君が、箸が進んでないので、「 どないしたんや。」と、 語りかけると、「 ねむたいだっぺや。」と言うので、井上君、朝早いのが苦手なよう…

第396回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第395話 大正10年7月2日早朝の出来事。 2013年3月22日 金曜日の投稿です。 場所は変わって、もうひとりの主人公の淵田美津雄の宿泊する、江田島島内の小用の三谷家では、 早朝、薄暗い内に、私は、いつものクセで、4時前後に、目がさめたので…

第395回 昭和の伝道師【戦中戦後のパイロットの物語】

第394回 海軍兵学校授業概要の事。 2013年3月21日 木曜日の投稿です。 花岡雄二3号生徒は、「 朝の0750時に、教室に入って、授業が始まるのであるが、早朝の カッター訓練などで、くたくたになってしまう、その後、朝食を食べた後、朝から眠…

第394回  昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第、393話 海軍兵学校の1日について語るの事。 2013年3月20日 水曜日投稿 花岡雄二 3号生徒は、源田 實【げんた みのる】の質問に対して、「 そうだな、 海軍兵学校の 朝は、早く、朝の5時には、 ラッパが鳴る、 起床ラッパというのでな、どん…

第393回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第392話 海軍兵学校の2次試験の内容を聞く事。 2013年3月19日 火曜日の投稿です。 花岡雄二、3号生徒は、「 他に何か質問は。」と、問われたのであったが、栃木県の清水洋君が、 手を上げのだった。 花岡生徒は、「 よし、 清水生徒、なんでも聞…